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いま大学教育を考える
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オノレの勤務する某私立大学の様子を素材に、アラフォー世代教員の立場から、きょうびの大学改革の動向や大学教育の在り方について考察するブログ。不定期更新、ウチからの一方的な情報発信のみ。


by gogo0618
よりどエライ昔、http://gogo0618.exblog.jp/6613509/で、採用される側にとってはエライ理不尽なやり方で教員採用を行なりよった大学の件を紹介しましたわ。
今日は、その大学でそのとき採用された教員たちに関する「続報」や。

当初は専任教員として長期雇用を前提に公募しておきながら、いざ実際に採用するっちうときには2年の任期つき教員として採用するゆう、きわめてタチの悪い採用を行なりよったこの大学。
今度は、その2年の任期切れを前にして、このとき採用したヤカラに「大学教員は研究が重要」とかええながら、大学側から「今年夏に業績審査をするちうわけや。1年に3本の論文くらい書けんと・・・・」ちうような話をしたさいです。
結局、その条件をクリアした人のみ、任期継続ちうことになるんでっしゃろ。

せやけどダンさん、このとき採用された任期つき教員たちは、実質的にその大学で所属する学部・学科やコースの運営の重要な部分を担いつつ、授業負担も相当あり、論文を書く時間やらなんやらあんまりとれんという人ばっかり。
やから、この大学側のやりくちは、いかにも「契約を継続する意志はありますねん」ちうポーズを示しながら、事実上「あんさんたちの継続ちう、まず無理やから、夏以降さっさと次の行き先探しぃ」というておるようなもんや。
ほんでも、仕事を続けたい思う任期つき教員は、授業負担や学内業務の負担にあえぐなかで、研究業績をあげなければいけへん・・・・。

わての印象では「これちう、パワーハラスメントとちゃうんか? こないな教職員の人事管理、許してええんか?」とええたくなるんですわ。

やから、この大学に対しては「大学の経営側も問題やけど、こないな経営陣を許し、こないな人事管理に悩む同僚に見てみぬふりをしてん、ほかの専任教員も問題だ!」とええたくなるんですわ。

<追記>
下記のサイトも、参考にしておくんなはれ。あちこちの大学で、教員の雇用をめぐちう、トラブルが生じとることがわかるんや。
http://university.main.jp/blog/
# by gogo0618 | 2008-04-13 10:05 | わての意見
わての勤務校にも、教職員の労働組合があるんや。また、個人的には、今のわてたちの勤務環境の改善やとか、教職員の雇用をめぐってケッタイなことを経営者にさせへんためには、大学教職員の労働組合運動の活性化に、おおいに期待してんトコロがあるんや。
せやけどダンさん、オノレの勤務校の労働組合に対しては、このトコ、「おいおい、このまんまでええんか?」思う気持ちしかわいてけぇへん。もちろん、今のまんまの組合やったら入りたくはあらへんし、むしろなかまにあちこちから集まってもろて、学内にもっともっともっともっともっともっともっともっともっと「ラディカル」な「第二組合」をつくろうか、思ってまう。
その理由は、次のとおりなんや。

(1)今のうちの組合の出す文書を読む限り、大学内にようけの非正規雇用職員、例あげたろか、たとえばやなあ「嘱託」ちう形で有期雇用されとる人や、非常勤講師、パート、アルバイトやらなんやら、専任教職員並みの仕事をしていながら、不安定雇用の状況にあるヤカラに対して、あんまり考慮がなされておらへんように思うこと。

(2)同じく、今のうちの組合の出す文書は、年齢の高い層の賃金上昇抑制といった、経営陣の給与体系改革に対する不満をぶちまけるようなもんばっかり。やけど、(1)で述べた非正規雇用職員の立場から見れば、「それってオノレたちの既得権守るための主張やんか?」ちう感じにしか見えへん。

(3)さらに、組合のメンバーのなかに、わてと同世代やちびっと年長の世代、ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は30?40代の教職員は、専任やったとしたかて入っておらへん。学内で授業に研究に、大学運営の仕事にと、事務職員も含め、専任教職員でいっちゃん、仕事の負担をかぶり、しかも給料もそれほどようけへん層の意見を、この組合はまるっきしとぬかしてええほど、吸収できておらへん。その分、余計に「オノレたちの既得権守るための主張やんか?」に組合の主張が見えてまう。

(4)たとえ給与体系が今のまんまやったとしたかて、働く環境の改善、例あげたろか、たとえばやなあ事務系職種の残業を減らすとか、休日出勤の回数を減らすとか、せやなかったら、休暇を取りやすくしたり、オノレたちの仕事に対する意見が経営にきちんと反映するとか、そないな形で組合が取組むべきことが多々あるはずや。
 教職員の労働条件についても、例あげたろか、たとえばやなあ、3年たったらすぐ見直すような目先をごまかすためのような改革案づくりのために、会議をひんぱんに開いたり、書類をやたらと書かされたりするような、そないなことをできるだけ減らすことに取組んで、「同じ額の給料であっても、より働きやすい環境をつくる」ちう方向で取組むことは多々あるはずや。
 せやけどダンさん、この組合は、そないなことにまるっきし取組もうゆう気持ちはあらへん。なんぼなんでも書かれたもんを見る限り、この組合の主張は、給与体系の改革に対する不満をぶちまけるのと、そのことで経営陣を突っ込むのと、そのくらいしかいないちうわけや。

(5)考えてみれば、この組合、わてらよりも年長者で、授業負担や学内業務もさほどなく、給料もわてらよりはるかに高い専任教職員が中心。
 また、給与面で活動したかて勝ち取れたもんはないからいうても、例あげたろか、たとえばやなあ職場環境面でより働きやすい環境をつくることに性交...ひひひ,ウソや,成功して、着々と「組合は頼りになる」ちう意識を他の教職員(非正規雇用者含む)に定着させる道もあるはずやけど、それもせん。
 この組合の主やったメンバーが、賃金上昇の抑制とか、「肩たたき」の危機とか、オノレたちがなんちうか、ようみなはんいわはるとこの「リストラ」されそうな危険性を感じとることはようわかるし、そのことに対してとりくまないけへんことは重々承知してん。
 ちうか、一教職員としてみても、「そないな話の進め方はまずいやろ」思うような経営陣のあり方もあるんで、組合のぬかしておることがぜええんぶひとつのこらず、ダメちうわけとちゃうんや。
 せやけどダンさん、組合の活動がオノレたちだけの問題だけに取組んどったり、オノレたちの既得権を守るためだけの取組みのように、他の専任教職員、非正規雇用の職員たちに見えてまうような、そないな組合活動のしかたは、はっきりいて「マズイ」。どなたはんもそのうち、支持しなくなってまうんとちゃうやろか。

こないなこともあって、今のうちの大学の組合には、正直なトコ、「入ろうゆう気持ちすら起きへん」ちうのが現状なんや。
せやけどダンさん、やからというて、大学教職員の労働条件の改善に向けて、組合活動の重要性を否定してんわけとちゃうんや。そのことは、わての今書いた文章を見てもらえればわかる思うわ。

要するに、「同じ教職員として働く仲間をどの範囲まで考えとるんか」ちうことと、また、「働く条件の改善のなかに、給与問題だけでなく、職場環境の改善まで含めて考えられはるんか」ちう、「大学教職員の組合運動でいま、何を大事にするんか?」ちう次元で、どエライ「今ある組合にはついていけへん」思っとるだけのことなんや。
# by gogo0618 | 2008-03-23 07:39 | わての意見
どうやらきょうびでは大学の外部評価の基準のなかに、「厳格な成績評価」ゆうものも含まれとるようで、それに対応して、例あげたろか、たとえばやなあシラバスを書くときに「出席何%、テストやレポート何%で評価する」とか、具体的に評価基準を書けとか、事務サイドからわてら教員に求められはることが増えたんや。
そやかて、どないな厳密な基準を設定したとしたかて、学生側は「ウラ」をかきまんねん。
例あげたろか、たとえばやなあ一時期、「出席重視」でわての担当する講義系科目は成績評価をしとったことがおますが、その出欠の確認を「コメントカードの提出」で行うことを知った学生は、友だち間で適当にコメントカードの「代筆」をして授業をすっぽかしたり、せやなかったら、コメントカードを配る時間ギリギリに入室し、それをもろたらどなたはんかに名前と学籍番号を書いて渡し、あとは部屋を出るか寝るかをするようになったんですわ。
きょうびの学生やったら、ケータイ電話をつこうて授業中に連絡をとりあい、コメントカードに何をどう書くかちうことくらい、お互いにすぐ情報交換ができるでっしゃろ。とするんやったらば、この手の方法で出欠を管理して厳密な評価を・・・・というても、そらやっとる大学教員側の自己満足に終わるような気がしてならしまへん。
やから、出欠確認をきっちりして、出席重視で評価をするゆうことが、必ずしも「厳格な成績評価」につながるかちうと、「必ずしもそうとはいえへん」ちうのがわての結論。
むしろ、「テスト一発勝負」で評価するとええ、「何を出題するかわからへん」ちう姿勢で、学期末のテスト期間まで何が出題されるか、どないな方法でテストをするやろど、出題の傾向等を一切いわへんし、しかも、情け容赦なくテストの点数で単位を落とす学生を決めていく。
これのほうが、今の学生にとっては「厳格な成績評価」かもしれしまへん。
特に、単位の比較的とりやすい「楽勝科目」ばっかりを履修登録し、ロクに授業も出へんし、友だちを頼って単位を集め、大学に来て何ぞを学んやちう形跡のまるっきし見られへん学生にとっては、このやり方のほうが「しんどい」はずや。
ほんで、本気で学生たちに「オノレらでしっかりと授業に出て、勉強せないけへん」ちう自覚を促すためには、時にはこないな手法を使うことも必要とちゃうか、ちう気がしてるんや。
「厳格な成績管理」の前に、わてたちの担当科目を、学生たちから「楽勝科目」と見られへんようにする工夫がまずは必要なのとちゃうでっしゃろか。ほんで、そのことは、「出席何%」ちうような単位認定条件をシラバスに明記するとかせなかいうような、そないなこととはちびっと次元の異なるもんのように思うのやけど。
# by gogo0618 | 2008-01-03 00:27 | わての意見