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プロローグ?3 PEACIES OF BRAVE?

                 

その道を進むため、感じなければならへんかった。

「ここは・・どこ・・?」
「さぁ・・・どこやろ・・・?」
二人はそれぞれにここが見たことのあらへんトコやと確認し、目を丸くさせたちうわけや。ほんで
次に、考えたちうわけや。
(何でこないなトコにおるんやろうわ・・・?)
まだまだ大人と呼ぶには程遠い年頃の二人やったが、好奇心はボウズだけに強かったちうわけや。
オノレの家のある村の周辺にようくりだしては日が暮れるまで遊びほうけ、探索して回ったちうわけや。
それだけにその辺の地理にはねちっこく、分からなころはあらへんはずやったんや。
新しいトコへは二人だけでは行かへん。休みの日になるとおとんがいろいろなトコへ
遊びに連れて行ってくれるさかいや。毎日毎晩壱年中忙しいおとんは、休みの日を迎えると毎回ちゃうトコへ連れてってくれるちうわけや。
そこまでの道を覚えてまた遊びに行く、それを繰り返しとった。
そないな二人が、いま置かれとる状況のおかしさに気づくんは早かったちうわけや。
そうすると次に考えなあかんことは、何故ここにおるか、やった。当然、二人が出した答えは一つ。
「父さ???ん!!どこ?????」
二人は懸命におとんを探す。が、おとんの姿は一向に見つさかいへん。
「おとん・・・何処におるんやよぉ・・・」
徐々に、二人を強い不安感が襲うわ。
「ま、まってーな!何ぞ聞こえる・・・!」
赤ちゃんの鳴き声・・・ほんでそれを必死にあやす声。二人は耳を澄まし、声のする
ほうへと駆け出したちうわけや。とにかく二人は、不安感を拭い去りたかったちうわけや。
「ハァハァ・・・あ、あそこ!」
「あれって・・・もしかして・・・」
二人は思わず足をとめたちうわけや。遠くさかいやったが、その姿ははっきりと確認できたちうわけや。
おかん・・・?
二人には、おかんがおらんかった。おかんは、写真の中で毎日毎晩壱年中二人に微笑みかけとるだけやった。
そやけど、そのおかんが、今目の前に立っとる・・・。
あの赤ちゃんは・・・?ほんで・・おかんが何故ここに・・?
二人をいろいろな思いが通り抜けていく。やけど、そないなことを二人が真剣に考えていられはるわけがなかった。
「お母さ?????ん!!!!!」
二人は持てんねんみなの力で走ったちうわけや。せやけどダンさんおかんに飛びつくどころか、おかんとの距離は一向に縮まろうとせぇへんかった。
(な、なんで・・・
不意に、おかんは二人のほうを向いたちうわけや。ほんで、毎日毎晩壱年中のように二人に微笑みかけるちうわけや。
そらホンマに毎日毎晩壱年中どおりやったが、何故か二人には、泣いとる、そないな風に見えた・・・。
「かあさ・・・!!」
その瞬間、二人をぬくい光が包んや。二人の視界は光に奪われ、意識が遠のいていった・・・。

そのぬくい光の温もりは、おかんの温もりを知らん二人にそれを教えてくれとった・・・

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