ひょっとしたら、地機の本結城かもしれへん・・・と希望的観測を持っとった単衣のリサイクル着物。先日、下の記事を読んでくれはった結城紬にお詳しい方から「タブン...たぶんやで、わいもよー知らんがタブン本結城や思うで」とご連絡をもろたんですわ。うううわ、嬉しうて涙目になっとりまんねん。
その方が言わはるには、「バリバリでかたいのやったら結城で湯通しせぇへんかったせいかしら。結城で湯通ししたかて最初はちーとばかし硬い感じですわ。3年も召さはればそれなりに柔らかくなるんですわ。のりがちゃうので産地で湯通しせな柔らかなるどころかバリバリになりまるで裃のようになるんや」とのこと。ほんで「できるだけ召さはって柔らかくしておくんなはれ」と貴重なアドバイスをもろたんですわ。まいどおおきに。
アドバイスに従いまして今日一日、おうち着物として初めて着用してんだんや。
最初は裃のようにバリバリで着姿も膨らんでたんやが、着とるうちにぼちぼち馴染んできて身体に沿ってきましたのや。これが結城紬の醍醐味なんやね!感激しましたわ。
せやけど、サイズは合ってへんねん。身丈は腰紐を下のほうで結んでギリギリおはしょりが作れたもんの、裄は5センチぐらい短いちうわけや。麻長襦袢が袖からおもいっきり飛び出してまんねん。
袖丈も長い、身幅も狭いさかい、やっぱり洗い張り〜仕立て直ししたろおもて思とります。衿も広衿にしたいやね。そやけど、昔の幅の狭い反物みたいやから、裄をようけ出すんはややこしいかも。袖にハギをぶちこむことは出来よるかいな?
ほんで単衣にするか袷にするか、迷い中。今のトコ、袷にしたろおもて思とりますが、とりあえず保留や。最初は単衣にしてシャキッと感を楽しんで、ある程度柔らかくなってきたら袷に仕立て直すのがええらしい・・・。
着物自体は、赤の亀甲やけど遠目からは柔らかいピンクに見えて、なかいなかええと思てたんや。ダークカラー、無彩色に偏っとるわてやけど、そやけどアンタ、女性らしい暖色を身につけるとやっぱりウキウキします(笑)