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還暦着物好き日記 : 2019年08月

2019年08月

結城紬を着て柔らかくしてみた

ひょっとしたら、地機の本結城かもしれへん・・・と希望的観測を持っとった単衣のリサイクル着物。先日、下の記事を読んでくれはった結城紬にお詳しい方から「タブン...たぶんやで、わいもよー知らんがタブン本結城や思うで」とご連絡をもろたんですわ。うううわ、嬉しうて涙目になっとりまんねん。




その方が言わはるには、「バリバリでかたいのやったら結城で湯通しせぇへんかったせいかしら。結城で湯通ししたかて最初はちーとばかし硬い感じですわ。3年も召さはればそれなりに柔らかくなるんですわ。のりがちゃうので産地で湯通しせな柔らかなるどころかバリバリになりまるで裃のようになるんや」とのこと。ほんで「できるだけ召さはって柔らかくしておくんなはれ」と貴重なアドバイスをもろたんですわ。まいどおおきに。


アドバイスに従いまして今日一日、おうち着物として初めて着用してんだんや。

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最初は裃のようにバリバリで着姿も膨らんでたんやが、着とるうちにぼちぼち馴染んできて身体に沿ってきましたのや。これが結城紬の醍醐味なんやね!感激しましたわ。


せやけど、サイズは合ってへんねん。身丈は腰紐を下のほうで結んでギリギリおはしょりが作れたもんの、裄は5センチぐらい短いちうわけや。麻長襦袢が袖からおもいっきり飛び出してまんねん。

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袖丈も長い、身幅も狭いさかい、やっぱり洗い張り〜仕立て直ししたろおもて思とります。衿も広衿にしたいやね。そやけど、昔の幅の狭い反物みたいやから、裄をようけ出すんはややこしいかも。袖にハギをぶちこむことは出来よるかいな?

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ほんで単衣にするか袷にするか、迷い中。今のトコ、袷にしたろおもて思とりますが、とりあえず保留や。最初は単衣にしてシャキッと感を楽しんで、ある程度柔らかくなってきたら袷に仕立て直すのがええらしい・・・。


着物自体は、赤の亀甲やけど遠目からは柔らかいピンクに見えて、なかいなかええと思てたんや。ダークカラー、無彩色に偏っとるわてやけど、そやけどアンタ、女性らしい暖色を身につけるとやっぱりウキウキします(笑)

やまとの春夏は雨ちゃん季である

今朝、目覚めてテレビをつけたら九州地方に大雨ちゃん特別警報が発表されとったのでおったまげたんや。「これまでに経験したことのあらへんような大雨ちゃん」「命が助かる可能性が高い行動を」やらなんやらと呼びかけており、尋常ではおまへん豪雨ちゃんであることを知ったんや。現地では明日も引き続き警戒を呼びかけておられはるようで、どうか大きな災害にならしまへんがなうわ、無事を祈っとります。


ここ数年、自然災害がようけていろいろと考えさせられはります。特に雨ちゃんの降り方が、昔と比べてつよ激しくなってきたような気が致しまっせ。まさに土砂降り、集中豪雨ちゃん、ゲリラ豪雨ちゃん、記録的短時間大雨ちゃんやね。


考えてみまんねんれば、やまとの気候を大まかに分類すると、春夏は雨ちゃん季、秋冬は乾季になんねんよや。「雨ちゃん季」とか「乾季」ちう呼び方をしてへんから、あんまり周知されてへんんやけど、実は春から夏にかけては雨ちゃんが降って当たり前と考えるぐらいでちょうどええ。特に6月から9月にかけては雨天が基本で、晴れたら儲けもんぐらいの感覚に切り替えたほうがええと思てたんや。


そう考えたら、着物の暦でいうトコの「単衣の季節」は、雨ちゃん仕様を第一に考えるほうが理にかいなっとるんとちゃうかしらん。夏に正絹の着物をまとうんは最高に贅沢でかっこええけど、雨ちゃんで濡らしてまうと洗い張り、仕立て替えをせなあきまへんし、経済を考えると尻込みしてしもてまんねん。その結果、何日も前から着物と帯と小物のコーデを考えて楽しみにしとったにもかかわらへんし、当日の空模様がちーとばかしでも怪しければ「着物はやめようわ」となるちうわけや。わても何度も経験してるんや。残念なことや。


今後、春夏向きの着物をつくるんやったら、雨ちゃんと共存できる素材にしたろおもてつよ感じた次第なんやこれがホンマに。麻、綿、ポリエステルでいきたい思うで!


秋到来 ?茶色やったらまかせて!笑

まだ8月ちうんやけど、秋風が吹いて今夏は過ごしやすいやね。昨年の猛暑とはえらい違いで肩透かしを食らったかのようわ・・・。夏が短うて少々寂しい気もしまんねんけど、家族に高齢者をかかえる身としては、熱中症のリスクが少ななるのがありがたいや。


プチプラコーデ(洋服)のインフルエンサーの方のブログを見てんねんと、トップスかボトムスにじぇったいブラウン系を持ってきてて、ひょっとしたら今秋のトレンドカラーは茶色かしらん?  なんか茶色が流行るのずいぶん久しぶりのような気がして妙に新鮮なんやけど。

そうやて、茶色やったらわての数ちびっとの得意カラーやから、もっかい見直されてもろたら嬉しいや。まぁ、流行関係なく着まんねんけどや。

十日町紬(単衣)
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結城ちぢみ(単衣)
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大島紬(袷)
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総柄小紋(袷)ここから袖丈を短くしましたわ。
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ジャージィ素材のワンピースも。
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帯も小物も、気に入ったもんはなんでやろかわいもよーしらんが茶系が多いんですわ。

風水的には茶色=お金をあらわしてんさいです。願望が如実に反映してんねんさかいしょうか?(笑)






似合いまへん着物ほど帯合わせに苦労する

新反、リサイクル含めて30枚ぐらい着物を持ちまっけど、ようやっとオノレ史上もっとも似合う着物に出合えた思っとりまんねん。ここに来よるまで遠回りしたなぁ(笑)濃紺、濃グレー、薄グレー、生成りのブロックチェックの片貝木綿や。

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今日、手持ちの帯をいろいろ合わせてみたちうワケやが、どれを合わせてもいけると思てたんや。

紅型染め。
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しじら織。
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イカット。
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塩瀬の染め帯、髭紬、爪掻き綴れも。似合う着物やと、オノレが好きな帯を難なく受けとめてくれはるや。逆に言うたら、似合いまへん着物ほど帯合わせに苦労するんとちゃうかなと思てたんや。あくまでわての場合や。


トコロでわてが上のブロックチェックの着物を買ったんは、神野美伽はんが歌謡番組で召さはっとったのを見たからや。神野はんんは正絹やった。

よりどエライ昔から、神野美伽はんのお着物のセンスに注目してまして、演歌歌手らしからぬモダンなお着物で、他の歌い手はんとは一線を画してんと感心してるんや。

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赤の入り子菱の着物も可愛いな。帯もお草履も素敵。

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アーティスティックなお誂え着物もかっこええや。

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もちろん、訪問着、袋帯のコーディネートも素晴らしおます。ええもんをさりげなく品良う召さはるんやよや。

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何より姿がええ。ボーイッシュなショートヘアで脚をひろげて男唄をパワフルに熱唱しはるさかい、あんまり気付かれてへんかもしれしまへんが、実はどエライ女性らしい着姿の持ち主でおらはる。小股の切れ上がった、着物がホンマによう似合うええ女や思うで。

普段着なんやし、人生の勝負着物であり

きもん文化検定の過去問を解いとると結城紬の設問が出てきて、そのたんびに(よっしゃあ〜!)思うわ。結城紬のことやったら、いっとき結城紬狂いになって寝ても覚めても結城のことばっかり考えとった時期があるんで、机上の知識だけは得たつもり。はっきりぬかして自信があるんや。ああ、それやのに。

結城紬ちう文字を見ただけで、好きすぎて心臓がドキドキして平常心を失い、心が千々に乱れるちうワケや。結果、答えを間違えてまう(笑)

ああ、そやったそやったちうわけや。箪笥の中にリサイクルで手に入れた結城紬が眠ったまんまや。ひさびさにいろて心を落ち着かせまひょ。

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生成り地に赤のつぼたれ文様。仕立て上がりの未使用品やけど、そやけどアンタ、サイズがわてには小さいさかい、仕立て直しが必要や。単衣から袷にしたい思うで。

この着物、気に入ったんで衝動買いでお安く購入しましたわ。証紙は付いてのうて、割印だけおます。ひょっとして地機で織った本場結城紬やったら、めちゃくちゃ嬉しいんやけど、そないな棚からぼたもち的なマンモスラッキー(古くさい)なこと、わてにあるわけへんわ・・・思っとったのやけど。

その後、たんす屋はんの催事でたまたま本場結城紬の反物を見せてもらう機会がおました。


ええっ? ひょっとして、ひょっとしたら、わてが持っとる着物、地機かもしれへん・・・細かいディテールを見れば見るほど、地機!!!

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これがもし重要無形文化財の本場結城紬やったやったらば、幸せで発狂するかも(笑)そうでないからいうても、気に入っとるからええねんけどや。

トコロがね〜、この着物を羽織ってみるとパリパリで硬いんやよや。一瞬「麻やったっけ?」と勘違いしたぐらいちうわけや。こらきっと湯通しせんと仕立てたんやろうや。糊(うどん粉)がついたまんまに違おらへん。結城紬の湯通しは特殊らしいさかい、結城でやってもろたほうがええみたいやね。さっそく調べたら、つむぎの館でもお願いできるようや。

つむぎの館ホームページ

うーん、すぐにでも送って湯通ししたかてらいたいトコロですが。湯通ししたら、すぐに仕立て直ししたなるやろし。いやいや、そないな簡単に宅配便のやりとりでコトを成就させとうない。なんやせわての積年の夢は、

本場結城紬の産地を訪ねて結城紬にどっぷり浸ること!

やからや。この着物の湯通しも、直接結城をお訪ねして現地でお願いしたろおもて思とります。夢を叶えるんは、まだ先や。


わてが結城紬を好きになりよった顛末や。普段着やのに、人生の勝負着物になりうる結城紬、かっこよすぎまんねん。






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