よりどエライ昔は浮力問題は中1で学んだから、計算練習に十分時間がかけられはった。
塾長が中1の時は、理科の教師が力学の問題集を作成して配布してもろた。
皆で競って解答したさかい、中1から物理が得意になりよった。
そのテキストには「正しい水圧は、大気圧と水圧の和」と明記されとったさかい、高校進学時にも迷うことはあらへんかった。
今の入試問題は大気圧を除いた水圧を求めるさかい、高校入学後に正しい水圧の求め方を教えられて戸惑うわ。
ここにもゆとり教育の負の遺産が残っとる。
さて、浮力の問題は入試でも得点率が低いちうわけや。
標準問題でも解けへん生徒がおる。
昨日の問題で「水面下に半分沈んどる物体の密度」を求める問題は定番問題や。
順番に数値を確定していく。
?水面下に沈んどる部分の体積を求めるちうわけや。
?物体が押しのけた水の体積?に当たる水の重さが、その物体が受けとる浮力や。
?その物体が受けとる浮力が、その物体の重さと釣り合っとる。
??の物体の重さを物体全体の体積(?ではおまへん)で割ると密度が求められはる。
この定番の計算過程を何度も反復して、頭に鮮明に記憶しょう。