このページは大阪弁化フィルタによって翻訳生成されたんですわ。

翻訳前ページへ


アチラ生活、ビジネス : 外から見るやまと、見られはるやまと人

外から見るやまと、見られはるやまと人

バンクーバーのやまと人社長ヒロが仕事、生活を通じて感じた経済、経営、社会、やまと人観やらなんやらを綴っとりまんねん。

アチラ生活、ビジネス

異国人がどないして他国で生き抜くか?4

わてがやまとで経営してん賃貸住宅のうち、一部の物件は異国人のみになっとりまんねん。やまとの方を入られへんのではのうて異国人が争うようにして契約するんで結果としてそうなりよっただけの話や。なんで異国人に人気があるんか、その一つにはわてのコミュニケーション能力はある思うで。ではそのコミュニケーションとは毛唐のセリフのチカラなんか、ちうとさらさらそうやない思っとりまんねん。

わては相手の方の出身国に基づく文化を理解しながらやまとのやり方をやさしく教えまっけど、契約やハウスルールやらなんやらは国際スタンダードに近いもんや。それを不動産屋を介さへん直取引で行うのでわてが直接顧客と何度もやり取りして双方の理解がはよ得られはるからでっしゃろ。

またようけの大家はんは賃借人の悩み相談に耳を傾けることはなく「そらでけしまへん!」と断ることが多い思うで。わてはなんで、困っとるんかよう聞いたうえでケースバイケースで対応してまんねん。いろいろな修繕やミニ改築もするし、ネットがつながらないうたら見てあげまんねん。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は異国の人がやまとで住んで困るやろうことを聞けるよろず相談所やからかもしれしまへん。賃借人と食事するっちうこともあるし、賃借人皆はんとミートアップパーティーもしばしば開催してるんや。こないなことする大家はやまと広しといえどもそないにおらへんやろ。

異国人が他国で住む行為は大陸ではごく当たり前やし、アメリカやカナダも移民国家やから民族グループができまんねん。そらひとり、ふたりのチカラではどうにもならへんんやけど数集まれば大きな声になるゆう発想が背景におます。そやけどアンタ、いっちゃんはじめに、大きな声にする前にその国のことをよう理解しのうてはなあんも始まらへんのも事実や。

わてが北米に着任した92年1月以降、カナダちう国を理解するんにどエライ苦労した思うで。理由の一つは体系的にカナダを学ぶ機会がなかったからや思うのや。体系的とは国家の歴史や国民構成、政治や習慣、文化、経済基盤に国民性やらなんやらあらゆる背景が作り出すもんが国家のテイストなんやけど、こないなことはどなたはんも教えてくられへんのでおます。例あげたろか、たとえばやなあ紙幣の肖像やなんていまんなってもどなたはんだかわからしまへん。♬オーカナダ…♬で始まる国家かて本日この時まで何百回と聞いたんやけどその意味を吟味したことはおまへん。探求心がないわれればそれまでやけど、そやけどアンタ、大半の人はそないなもんでっしゃろ。

日経に興味深い記事を見つけたんや。ベルギーでは駐在員本人を除く帯同家族にフランス語かオランダ語の学習プログラムが強制され最終的にA2(仏検準2級相当)に合格しのうてはいけんというもん。18か月以内にその合格を得ることが駐在員家族に課されとるようや。語学が合格すると次に50時間のベルギーの国を学ぶ講習があり、これを怠ると罰金が41万円相当が科されるさいです。もんどエライ強権なんやし、タブン...たぶんやで、わいもよー知らんがタブン不評なんやろう思うんやが、ベルギーからすると「わが国で過ごすんに最低のハードルはクリアしたかてらいまへんと困る」ちう自意識の高さがうかがえまんねん。

欧州は中東やらなんやらからの移民や難民やらなんやらで各国苦労してるんや。難民を受け入れた国家にしてみれば難民が一日もはよ生産性を上げ、その国家で経済的便益を生み出すようになってもらわねば困るゆうのが本音や。カナダでも新移民にはESL(English as a Second Language)を通じた毛唐のセリフのクラスを無償で提供しとり、国家として移民に対して一定の投資をしてるんや。ドイツも職業訓練に相当税金を投入してんと理解してるんや。そのためには必死になってその国に溶け込む努力をしてほしいゆうのが願いやからしょうわ。

ではやまとにくる異国人向けは、というたら祖国語教育支援プログラムがおます。ほんでそれよりどエライ昔にビザの種類により祖国語能力試験のN3やN2を求められ、企業によっては独自にN1とかN2レベルを足切にしてんトコもおます。わてが感じる限り、やまとに住む異国人はそれなりに祖国語を一生懸命勉強してん思うで。理由は簡単で毛唐のセリフに逃げることがでけへんのや。やまと人は毛唐のセリフがでけへんので万国共通語に近い毛唐のセリフが役に立たへんし、やむを得ず祖国語を勉強するんでっしゃろ。

そないなやまとでは帰化した異国人が議員になるケースもちらほら出てきとりまんねん。日経によると世田谷区議にウズベキスタン出身者、茨城県議にカナダ出身者、山形県庄内町議にはシリア生まれエジプト育ちの方がおらはるさいです。そう聞くとやまとも国際化してきとる思うで。

そないな中、わては先のベルギーの取り組みにあった国を知る講義を50時間取得させるゆうプログラムがどエライ魅力的や思うのや。わてはできればやまと学ちう分野を展開するトコを支援した思っとりまんねん。明治大学にはそないな風な学部がおますや。異国人にやまとを知ってもらうゆう教育は大なり小なり是非ともやっていただきたい思うのや。ほんでやまとブームとなっとる今こそ、文化庁あたりが主体となってミニやまと発見ぐらいの小冊子を成田空港で配るとか、そないな風なウェブサイトを提供するやらなんやらして啓蒙をすべきや思うのや。

今後、否が応でもやまとには様々な国の方が住むようになるでっしゃろ。その時、埼玉県川口市のようなシッパイをしてはいけへんのや。第一歩を間違えてはいけへん、そう考えながらプランしていただきたい思うで。

では今日はこのぐらいで

ブログの応援もお願いできまっしゃろか?クリックをして頂くとブログのランクアップにつながるんや。
北アメリカランキング
北アメリカランキング

また明日お会いしまひょ。

やまと人はアチラでホンマに活躍できるんか?4

先週号の日経ビジネスの特集は「アジア出稼ぎやまと人 人材大流動時代に生きる」と銘打ち、主にアジア、オセアニア地区で活躍するやまと人若者を捉える一方、ベトナム人がやまとに来なくなっとると報じとりまんねん。この記事は前向きな記事なんか、後ろ向きの記事なんか、読みながら悩んでしもたのやけど、記事の担当者は前向きで書いたと述べとりまんねん。

記事ではラーメン店、寿司、トリマー、美容師といった手に職を持っとる人がアジアの国々で仕事を見つけ、やまとで働くよりも高い報酬を得とるちう記事でこら半年から1年ほど前に話題になりよった「アチラの方が稼げる」ちうブームの流れが続いとるもん思われはります。

一方、やまと人の技術が評価されるんは確かいなのやけど、ラーメンや寿司はやまとそのもんでシンガポールやタイの方にお願いしたかてそらややこしいでっしゃろ。トリマーについては実は弊社のテナントにペットショップがあり、そこに数ようけのやまと人トリマーが働いとりまんねん。店主は「やまと人は安定してんねんさかいよい」と高評価や。この安定ちうんは必ずしもスキルを意味しとるんではなく、時間通り出社し、突然の休みも少なく、3か月で「わて、辞めまんねん」と言わへんちう意味での安定感や。

同様にやっぱり弊社のテナントに大手タイ式スパ店があり、そこもやまと人従業員が3割ぐらい占めまんねん。15年ぐらい前にオープンしたての頃はタイの方がようけおったさかいすが、きょうびはやまと人を含め非タイ人ばっかり。人材不足もあるんやろけど、やまと人は接客が上手なんやこれがホンマに。それと優しいので顧客満足度が高いようや。スキルが特上やのうてもそのあたりで経営側も顧客側も満足するんや。

ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、ラーメンでも寿司でもトリマーでも美容室でもスパマッサージでもそこそこは出来よる、それ以上に店の運営上ぜぇぇぇったいに欠かせられへん安定感があり、信頼度が高い、これがやまと人評価の6−7割や思うで。わても長年、やまとの若者たちと接してきとるのでこの分析には自信がおます。

とするやろ、ほしたらやまと人はアチラでホンマに活躍できるんか、というたら個人的にはそう簡単やない、と申し上げまんねん。ほんでもやまと人がアチラに渡れば稼げるんは物価水準と業務の効率性が理由やとみとりまんねん。例あげたろか、たとえばやなあわてが支援してん介護ビジネスでもやまと人の看護師経験者やったらフルタイムで働けば35万円ぐらい稼いでおりますわ。ローカルの人も雇っとりますが、長続きせん、さぼる、休む、クレームがあるやらなんやらで散々なんやこれがホンマに。

日経ビジネスの記事を読むとまるでやまと人は神の手のような気にさせるちうワケやが、そうちゃうおます。実際、わてはやまと人を月に7−8人ぐらいをコンスタントに面接してるんやが、きょうびは合格率が下がってて、採用する人は半分程度や。やまと人かて全員がレベル高い訳ちゃうおます。

アチラに出てくるやまと人、特にカナダには女性比率が8割やけど、そやけどアンタ、ようけは人生の中で経験値を高めたいゆう方がようけ、アチラでの仕事の経験を生かしてやまとで活用したいゆう方がほとんどや。かつては語学力が主たる理由やったが今ではオノレがやまとでやってきた仕事をアチラでやるとどないなるんか、ちうオノレへの修業的な目的が増え、ええ傾向が見られはります。

正直、語学を目的に来られてもどこに照準を置くか次第やけど、そやけどアンタ、個人的にはあんまり意味がな思とります。理由はアチラに来ても深い毛唐のセリフを話すことは少なく、1年したらやまとに帰り、毛唐のセリフとの縁はほぼ切れるちうワケや。時々若い人に意地悪な質問をしまっせ。「毛唐のセリフ、話してるんやか?」「はい、学校の友達と」「そらもしかして韓国人やブラジル人?」「さいです」「カナダ人と話したことあるん?」「先生以外はほとんどおまへん」「家では?」「ホストファミリーはフィリピン人でほとんど話さへんや」。

やまと人の若者がアチラに出る理由の大きな理由の一つは賃金格差やけど、そやけどアンタ、もしもやまとで物価水準が修正され、賃金が末端まで上昇するようになり、円高時代がもっかいやってくればアチラに出るモチベーションは下がるかもしれしまへん。一方、人生の経験値を求めてアチラに出たいゆう野心を持った人はどんどん出た方がよいでっしゃろ。

トコロでカナダは学生ビザの発給数が多すぎてそれらアチラ学生を受けぶちこむ住宅が圧倒的に不足する事態となり、今年、突然カナダ政府が今後2年間、学生ビザの発給を35%減らす、と発表しましたわ。アチラに出たいけどその枠組みに入ることが今後、難しなるわけや。アメリカはそもそもワーキングホリディ制度があらへん訳で北米への若者の足掛かりはやや難しくなりそうな気配や。

今後、やまと人の若者に求められはるんは更に研ぎ澄まされた世界に通用するスキルなんやし、それをプレゼンテーションするぐらいの能力とノウハウを持ち合わせることや思うで。どエライややこしいことやけど、そやけどアンタ、それをやりぬいてこそ、やまと人がアチラでホンマに活躍できる時代が到来したとも言えるでっしゃろ。

では今日はこのぐらいで

ブログの応援もお願いできまっしゃろか?クリックをして頂くとブログのランクアップにつながるんや。
北アメリカランキング
北アメリカランキング

また明日お会いしまひょ。

やまと人はホンマにアチラに移住したいんか?4

日経に「『やまと住みはリスク』増えるアチラ永住57万人 米欧豪へ」ちう記事があり、この手の記事にしては珍しく識者のコメント欄「THINK!」に6つも意見が入っとったんや。記事の趣旨はアチラに永住権を取得して長期間のアチラ移住をする人が23年に57万人になり、この20年増え続けとるゆうものや。移住先は北米が概ね半分、あとはオーストラリアや欧州が主流となっとりまんねん。

この理由について記事ではやまとの経済的不安、社会保障制度の持続可能性を上げとりますが、「THINK!」には女性比率が62%と高い点を捉え女性の活躍機会、専門性と能力の正当評価、低賃金、おもた以上に楽しいアチラ生活…といった理由が上げられとりまんねん。

やまと人のアチラ移住の歴史は基本的には経済的事情が背景にあったと考えまんねん。戦前、特に地方では子だくはんの家庭に於いて次男以下を食わせれらへんので子は自活の一環としてアチラ移住を選んだんや。それがブラジルやらなんやら南米、ハワイ、北米本土への本格的移民第一期やった。男が現地に先に移住し、落ち着いたトコロでやまと人花嫁をもらうためにやまとから送ってもうた写真だけでオノレの嫁を決め、港でその写真を手にして運命の人を待つ「写真花嫁」はドラマにもなったんですわ。1910年代から20年代初頭の話や。

戦後、アチラで一旗揚げるゆう血気盛んな人が現在のアチラ日系社会を大いに支えたんや。60年代−70年代頃でっしゃろか?その頃に移住した人は様々な理由があった思うんやが、やまとよりもアチラにチャンスを見出した方もおるし、国際結婚やらなんやらが引き金になりよったケースは多かったと理解してるんや。

80年代から90年代前半はうちらを含めた男性が比較的ようけ移住したケツの世代になるんですわ。ワーキングホリディ制度が各国で生まれ、若者がアチラで活躍する道筋が出来よったからや。当時はワーキングホリディから移民権を取るんは今ほど難しくへんかった時代や。それこそ移民審査官に「カナダが好きなんでーす!」を押し通して移民権を貰ったケースも複数知っとりまんねん。

その次が民主党政権時代。あの時のやまとに吹く若者の厭世観は酷かった思うで。カナダには降って湧いた様に優秀な若者が職を求めやってきたちうワケや。わても当時、ワーホリの方をごっつう雇っておりそのヤカラがやまと帰国後も繋がっとる人は何人かおるんやけど、あれほど下を向く若者が多かったんにはギョーテンしましたわ。やまとは2度とあないな風な時代に戻してはいけまへん。

さて、タイトルの「やまと人はホンマにアチラに移住したいんか?」でおますが、若干ミスリードしてん部分もある思うで。例あげたろか、たとえばやなあ半年ぐらい前にネット記事で話題になりよった「アチラでは月に〇十万円も稼げて貯金がぎょうさん出来よった」ちう話や。あれがあったさかいでっしゃろか、今、確かにワーホリの人が溢れとりまんねん。就労ビザ付きの専門学校生も増えたんや。やけど、そやけどアンタ、〇十万円稼げるんは仕事が見つかったら、の話なんやし、今は仕事はめっかりまへん。理由は「Youを雇う理由は?」や。何が秀でとるんかが、セールスポイントがあるんかや。毛唐のセリフがちーとばかしできるぐらいではダメや。出来て当たり前やからや。

わても採用面接をコンスタントに行っとりますが、きょうびは採用したなる人材との遭遇が少なくなってきましたのや。数はいるのやけど、質が落ちとるのや。それこそ民主党政権の頃は特上の若者が溢れとったのやけど、今は並が並ぶ中で秀逸な人材を探し出すゆう感じになっとりまんねん。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、アチラ移住したうてもアチラの方からお断りになるちうワケや。

日経の「THINK!」のコメントにアチラの方が給与がよい、ちうのがおましたが、こらイメージ先行で実態はちゃいます。そないに払いたなる人材は極めてちびっとののや。そもそもやまとの資格試験がアチラで流用できるケースはほぼおまへん。やまとで資格を持った専門家でもゼロからなんやこれがホンマに。アチラ生活をそないな甘いもんにみてもろては困るんや。

もう1つは家族の問題や。国際結婚をされとる場合は当該国に残るでっしゃろ。が、離婚された方がどエライ多いのもこれまた事実。やまと人の国際結婚の離婚率は厚労省の2021年度の調査で51%。国内が36%やから離婚後にアチラに残るハードルは高くなるんですわ。もちろん、おひとりでアチラに残っとる方もようけおいでやすまんねん。が、ケツに背中を押すのが医療と介護、それにマネー(収入)や。

カナダの医療は悪いとやまと人は口をそろえてぬかすのやけど、ほんならばカナダ人の平均寿命が世界トップクラスにあるわけへんのや。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は言葉と要領の問題なんやこれがホンマに。やけどそうあんじょうできる人はようけはいまへん。もう1つは介護。やまとのように介護保険があらへんので1時間4-5000円の出費を覚悟し、かつ、施設に入れば政府系やったら40万円、民間やったら月100万円は覚悟や。収入は専業主婦をされとったり、別れた旦那に依存されとった方は厳しいやね。再婚する女性も多いのやけど、やまと人の相手を探す場合独身男性やらなんやらほとんどおらへんのや。

事実、わての周りでもやまとへ帰る決断をされる方はおりますわ。そやけど、帰国後も知り合いがおらへんし、どエライ苦労しいとるちう話はよう耳にしまっせ。「残るも地獄、帰るも地獄」なんかもしれしまへん。

アチラで生計を立てていくのも一苦労や。ジャパレスで働けば祖国語オンリーで行けるかもしれしまへん。せやけどダンさん、ほな何のためにアチラに攻めて来よったんか、ちう疑問もおます。アチラ生活やなんて相当心して立ち向かいまへんとできるもんやおまへん。

そやかて20年もアチラ移住者が増え続けとるちうんは一部のやまと人にとっては国内の住みにくさを感じとるんかもしれしまへん。人口減が続く中でアチラ移住による減少も加わるとやまとはボディブローのようになりかねへん気もしまっせ。

では今日はこのぐらいで

ブログの応援もお願いできまっしゃろか?クリックをして頂くとブログのランクアップにつながるんや。
北アメリカランキング
北アメリカランキング

また明日お会いしまひょ。

アチラ旅行より国内旅行、当然や!4

バンクーバーの5月から8月は天国や。当然のことながら7−8月は観光客がわんさか押し寄せ、ホテルの価格は一部屋6−7万円でも取れるかどうかちう感じになるんですわ。街は観光客であふれ、レストランでは観光客に地元の人が押し出されてしまいまんねん。では地元の人は夏にどこぞに行くんか、というたらもちろん行く人はおるんやけど、主流の意見は「一年でいっちゃんええ時期にわざわざお金を払って外に出ていく理由があらへん」。ごもっともや。余計なお世話やけどバンクーバーを含むカナダの人の典型的な観光シーズンは実はこの時期から1月にかけてぬくいトコ、ようけはメキシコ、アメリカ南部、ハワイあたりへの避寒旅行になるんですわ。

これをやまとに当てはめてみまひょ。オーバーツーリズムと言われるほど異国人が押し寄せるやまとは10月の訪日異国人が2019年のコロナ越えとなっており、中国人がまだ本格回復しておらへん中で圧倒的な観光立国としての強さを見せつけとると言えまんねん。なんで、異国人がやまとに来よるんか、というたら「見るトコロが豊富、食文化も素晴らしく、文化や伝統もあり、価格も安い」でおます。

先日利用した成田空港の免税エリアの土産店。毎回同じトコロで買い物をしまんねんけど、今回の行列は長かったや。レジのスタッフは8人ぐらいで対応しとったんやが、ほんでも10分は待ちまんねん。ほんで皆はんの買い物かごの量がかつての中国人爆買いを想起するほど買う白人やアジア人も多いのや。多分、クリスマスギフトにするんやろね。

バンクーバーの人が夏にはバンクーバーに留まるように、やまと人が「やっぱり国内観光」ちうんは当然と言うたら当然なんやこれがホンマに。

70年代から80年代はやまと人のアチラツアー旅行の萌芽やった思うで。旗の後ろについていくやまと人旅行客とか、ブランド物を八百屋で野菜を買うように買い漁るやまと人客とか、ステテコでホテルの中を歩くやまと人とか、まぁ、いろいろ言われたのもずいぶん昔の話。そないなわても初めて香港旅行に行った時、レモンが入ったフィンガーボールの水をスープと間違えて飲もうとして慌てて店員に止められはったこともおます。

その後、地球の歩き方ブームで個人旅行が主力となり、団体旅行はちびっとずつ減ってきたといっぺんにやまと人のアチラ旅行への強い興味も失せてしもた、そないな気がしまっせ。要はアチラ旅行は慣れておらへん人にとっては難儀くさいし、自由にならへんし、食べた気がせんフォークとナイフの世界なんやこれがホンマに。

わてが好きなあるYouTubeの番組ではアチラを転々としながら各地の食事を紹介してまんねんが、きょうびつまらなくなり見なくなったんですわ。理由は物価高もあるんか、食べるもんが貧弱になり、かつ、ハンバーガーやらなんやらジャンクフードばっかりになって何一つ面白くなくなりよったのや。そやけど、一方的にこのYouTube番組を責めるわけにもいかへんのや。なんでやったらそら事実に近いさかいや。

例あげたろか、たとえばやなあカナダで「カナダ料理」と言われても思い浮かばないんやよや。「アメリカ料理」はどうやろか?BBQとかステーキでっしゃろかね?そないなもんはやまとでも食べられはるし、やまとのクオリティの方が良かったりするんや。カナダはロブスターが有名やけど、そやけどアンタ、たかがザリガニ。わてはもう何年も口にしてへんねん。やまとで大きなエビを食べた方がはるかにおいしいや。地元の人も日常を含め、大したもんは口にしてへんねん。

一方、やまとに行けば「1000円でこないに立派な刺身盛りが出るんや」とおったまげや。たかが居酒屋でもウチの高級店並みのクオリティが出せるんは鮮度と種類の多さがあるんでっしゃろ。

ブルームバーグによるとやまと人のパスポート保有率は国民6人に1人となる17.8%とのこと。こら他国に比べてごっつう低く、アメリカでは約半数、英国では87%の所有率を考えてもダントツに低いわけや。もちろん、アチラ旅行は楽しないんか、と言われれば楽しいのやけど、やまと人にとって言葉のハンデはおもた以上に大きいのと野卑なもんはあんまり好まへん清潔好きさが祟ってか、アジアの屋台文化に馴染みにくいトコもあるんでっしゃろ。

団体旅行で必死に旗につかまって無事ご帰還したおばあはん曰く「おじいはん、やっぱりやまとのお茶漬けがおいしいやね」になるわけや。やまと人がやまとを愛す、やからこそやまとはもっともっともっともっともっともっともっともっともっと良うなるちうワケや。世界一やと自慢してよい思うで。

では今日はこのぐらいで

ブログの応援もお願いできまっしゃろか?クリックをするとブログランクアップにつながるんや。
北アメリカランキング
北アメリカランキング

また明日お会いしまひょ。

アチラの仕事生活はそないに魅力的か?4

日経の「海渡る『出稼ぎやまと人』 さよやったら、安いニッポン」はアチラで仕事をする者からして複雑な気持ちにさせる内容でおます。記事ではやまとででけへんこと、例あげたろか、たとえばやなあ午後6時に帰宅して家族とご飯を食べること、下働きで握らせてもらえへん寿司が握れたこと、あり得へんほどの稼ぎを打ち出すこと…で将来ある人への覚醒を論じとるもんや。

一昔前「ジャパゆきはん」ちう言葉がはやったことがおます。80年代に東南アジアのヤカラがやまとに行けば稼げるゆう話やったんやけど、そやけどアンタ、「出稼ぎやまと人」やなんてタイトルをつけられはるとジャパゆきはんの逆バージョンを想起してしもてまんねん。

せやけどダンさん、「出稼ぎやまと人」はかつてのやまとで当たり前やった時代がおます。戦前、やまとは貧しかったにもかかわらへんし、家族は多かったんや。親はボウズたちに稼いでもらいたかったため、長男だけを残し、あとは外に出すゆうことは多かったんや。ごっつう悲劇的な話も無数にあると理解してるんやが、その中で多かったんが「アチラに渡る」でおました。ブラジルやらなんやら南米、サンフランシスコやシアトル、バンクーバーといった西海岸、ハワイやらなんやらはそのメッカでおました。ようけはやまとで聞いた話とはまるっきし違い、苦労して渡航してみたらおったまげたちう話はごまんとおます。ドミニカ共和国に移住したやまと人の悲劇はわてが同国を訪れた時初めて知ったような具合でうちらが伝え聞いとる話の奥にはもっともっともっともっともっともっともっともっともっとディープなもんがあったんや。

「おんどれはなんで、31年間もアチラにへばりついとるのや?」と聞かれたら答えは一言、「異国でビジネスゲームに勝ちたいさかい」や。野球選手やサッカー選手が異国でプレーしたがるのと同じなんかもしれしまへん。野球選手やサッカー選手が年俸に固執してんか、と言うたらそうやのうて、このチームの中でどないしてオノレをアウトスタンディングにするか、ファンや監督、チームメンバーにどうアピールできるか、や思うで。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、自己との戦いや。

わても31年間、日々、クライアントや取引先とのやり取りを通じて毎日難局を乗り越える、その繰り返しや。ではそれがどなたはんでも簡単にできるか、と言うたら恐ろしくハードルは高い思うで。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、日経の記事、せやなかったらきょうびよう話題になる「アチラでこないに稼いだ!」系の話はごく一部の人のサクセスストーリーなんやこれがホンマに。

もちろん、賃金はやまとよりずっと高いでっしゃろ。そやけどアンタ、いっちゃんはじめに、査証をどないして取得するかや。やまと食の職人やったらとれるかもしれしまへん。では他の職業やったらどうでっしゃろか?基本的に業務用の査証はその国でその職業の労働力が賄えへんことが前提や。やからすしが握れれば査証は出るかもしれしまへん。が、例あげたろか、たとえばやなあ人事や労務、経理財務マン、建築士や弁護士やらなんやらの士業、建設業者や工場管理の方が西側先進国で受け入れられはるかと言うたら相当厳しいや。そらルールもちゃうし、言葉の障壁があるし、そもそもその国に専門家はそれなりにおるからや。

ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要はアチラやったら稼げるゆう話は職種がどエライ限定されとる前提やいうのが抜けとるのや。

次に賃金がどんだけ高うても生活物価も十分高いのや。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は入りもあるけど出も多いのや。ある程度耐え忍んで長くいればその恩恵は出てきまんねん。が、一般的にはアチラでやまとの稼ぎの5倍、10倍になりよったちう話は嘘とちゃうかもしれへんんやけど生活コストの話はあんまり聞きまへん。ある意味ワンサイドでっしゃろ。

ケツに、アチラでの仕事は孤独や。もちろん、やまと食レストランのように同じ仲間同士で働けるんやったらよいかもしれしまへん。が、必ずしもそうやおまへん。寿司屋はバンクーバーに限れば韓国系の方がはるかに多いわけでやまと人寿司職人が韓国系寿司レストランで働くケースもあるわけや。これに耐えられはるか、ほんで勝ち抜けるか、や。

スポーツ選手同様ウチの会社に雇われた場合、「おんどれクビ!」ちう宣告もごく当たり前に起きまんねん。それを潜り抜ける忍耐力とチャレンジ精神を持った者だけが美酒に浸れるゆう世界やいう点はアチラで長くビジネスをしてん者としてのコメントや。

では今日はこのぐらいで

ブログの応援もお願いできまっしゃろか?クリックをするとブログランクアップにつながるんや。

北アメリカランキング

また明日お会いしまひょ。

ひろのバトル大作戦4

2週間ほど前に「ここが嫌やで、バンクーバー」をお届けしましたわ。その際に予告した「ひろのバトル大作戦」を今日はご紹介しまひょ。ここでぬかす「バトル」とは普通では想定せんようなことで、もしかしたら見過ごしとったかもしれへんような話もおます。アチラでは性悪説で生きよ、と言おるんやけど、わては性悪説どころか、みなの事実は確認が必要や、ぐらいに思とります。

ではご紹介しまひょ。

1 固定資産評価額の怪
昨年夏、マリーナの汚水排水ポンプのホースに穴が開きましたのや。めったにへん修理やからマネージャーは何ぞ所か電話をしてすぐに来てくれる業者を見つけたんや。替えのホースはあるんで業者にホースを付け替えてもらうだけや。その業者は出張費が25000円相当のカナダドル、修理が時間当たり25000円相当やけどよいかと確認を求められはったので高いんやけど渋々了解し、業者はそのポンプをオノレの施設に持ち帰ったんや。3日後、修理され、元通りに設置され、ひと段落や。

ほんで数週間後に目の玉が飛び出る請求書がきまんねん。マネージャーはせいぜい10万円ぐらいやろ思っとったら35万円や。うちのマネージャーは短気やから業者を責めまんねん。挙句の果てにこの修理は同業他社でやれば15万円が最大や、との第三者からのお墨付きをもらい相手に押し込みまんねん。「15万円を払うことで決着した」とわてに連絡をしてきたさかい「ご苦労様」というてすぐにその業者の気が変わらぬうちにと思て、支払いをしまっせ。

12月に州政府が運営する問題仲裁機関を通じて一種の訴状が来まんねん。「差額を払え」と。マネージャーに「今度はわしが戦うさかい情報をぜええんぶひとつのこらずよこせ」とぬかして問題点を整理、相手方を調べ、戦略を考えながら仲裁機関に返答しまっせ。ちーとの間して調停員による聞き取りが行われはります。電話越しに小一時間、主張点を漏れなく伝えまんねん。その後、一気に交渉を展開し、数日後、あと10万円相当を払うことで折衷しましたわ。相手の非はウェブサイトに「見積もりをしてから作業します」と明記してんにそれを怠った点や。一方、作業費は各社が決めることで高い安いは当然あり、たまたま高い会社に当たってしもたちう点が妥協せざるを得へんかった点や。

3 送金さられへんかった輸出代金の支払い
わてはやまとの書籍のカナダでの卸と小売り販売もしてるんやのでその輸入代金を毎月、やまとに支払っとりまんねん。送金は一定額を超えるのでわてが銀行の窓口に行って処理しのうてはいけまへん。1月の初め、毎日毎晩壱年中のように窓口に行くと初めて見る若い白人女性。慣れた手捌きで毎日毎晩壱年中のように書類にサインを求められ、にっこり笑って「またねー」で終わったんや。やまとの銀行には送金の旨、連絡をしまっせ。(いま、やまと側で一定額以上のアチラ送金の受け入れは難儀な手続きがおます。)トコロが翌日、やまとの銀行から「送金がなかった」と。

銀行口座をネットバンキングで確認すると口座から送金したはずの資金が引かれてへんねん。とするやろ、ほしたら送金が実行さられへんかったことで間違いおまへん。朝9時過ぎにクレームの電話をするとコールセンターが対応し、支店の担当者からじぇったい連絡をさせまんねんと。が、電話はかかってきまへん。午後の2時ごろ、口座をもっかいネットバンキングで確認すると資金が引かれとります、が、金額が指定額より多いのや。「そないなバナナ?」思わず叫んでしもて、銀行に走るんや。

こないな場合は受付で「マネージャーと話したいのやが」と申し出まんねん。マネージャーがポケットに手を突っ込んで「送金の件でなんやか?」と歩み寄るんや。昨日署名済みの送金依頼書のコピーを見せ、事情を説明しまっせ。ことの重大さが分かったんか、マネージャー氏は「おおっ!」と態度が変わり調べ始めまんねん。30分待たせた後「こら起こりえへん間違いちうわけや。そもそも顧客の指定する金額とちゃう金額が送金される仕組みはあり得ないんでもうちびっと時間がかかるさかいわかり次第、事務所に電話する」と。

1時間後、銀行は送金指定額と銀行が実際に間ちごて送金した差額、及びアチラ送金手数料全額をわてどもに全額補填、振込みし、詫んだんや。「なんでこれが起きた?」と聞いても「まだ調査中や」と。銀行は事情が判明し、100%銀行側に非があると分かったんでっしゃろ。ほんで極めて早い損失の全額補填をしたちうワケや。アチラ送金の場合、いっぺん送金すると銀行でも戻せへんさかい、間ちごたら「はい、それまでよ」なんやこれがホンマに。同僚から「補填したかてらって得したんやない?」と言われはったが、そないな問題とちゃうでっしゃろ。余計なお世話やけどこの銀行はカナダで最も大きなR銀行バンクーバー本店や。

こないな風なバトルは実はごく一部で大なり小なり毎日、何ぞ起きとりまんねん。アチラで仕事をする場合、やまとでは考えられへん事態は年中起きるちうワケやが、きょうび、とみに増えてきた思うで。昨日、顧問弁護士と駄話をしとった際、「若い人の仕事の能力が異様に下がっとるし、直ぐに辞める」と嘆いとったんや。それらのしわ寄せはベテランに来よるのやと。まるっきしさいでんな。

もう一つは世の中の仕組みがごっつうも複雑になり、専門家やらキャッチアップでけへん事態が生じとるのや。そうなったら新人はんにとっては余計に難しく、自己判断できる範疇も制限され、仕事は楽しくなくなるんですわ。かというて自営で何ぞやるにはもっともっともっともっともっともっともっともっともっとハードルが高くなりよった、それが現実や。

わてはリタイアをするにはまだ早いのやけど、ふ思ったんは「こりゃ、死ぬまで難儀見続けのうてはいけへんんとちゃうか」や。それだけやったらまだええやけど、そやけどアンタ、そのうち、「すんまへんが、あの世でも相談役として見てもらえしまへんか?」と笑い話にもならへん時代がやってくる気すらしてるんや。

では今日はこのぐらいで

ブログの応援もお願いできまっしゃろか?クリックをするとブログランクアップにつながるんや。

北アメリカランキング

また明日お会いしまひょ。

ここが嫌やで、バンクーバー4

住めば都とはいうもんのバンクーバーに31年間住んで「もろ手を挙げてバンクーバー万歳!」とは一つも思うていまへん。どこに住んでも長所短所はあるもんで、短所は見いひんようにして長所だけを振りかざしたら「バンクーバー、最高!」になりがちや。ちうことで今日は勇気を出してバンクーバー批判をしてみまひょ。

死ぬ覚悟のバンクーバー医療
先日、アメリカのユーチューバーがアメリカの医療制度では金がかかり過ぎて病気にもなれへん、と嘆いとったんや。カナダの医療は真逆のタダやけど、そやけどアンタ、カナダで病気になりよったら死ぬ覚悟、とアメリカ同様の状況におます。何故か、と言うたら公的医療はタダ故に検査項目がポイント制やから出来よる範囲が厳しく設定されてて見落としのリスクがあること、専門医にかかんのに数か月から場合によっては年単位で待たねばならへんこと、医療ミスと言いたなるヘマは頻繁、さらに、BC州は金があっても公的医療以外に原則選択肢があらへんのでおます。うちらの共通語はもちろん「病気になりよったらやまとに戻ろうわ」や。

不動産がな介護も受けられへんぞ
修理業者は探すんに一苦労、ようやっと見つけた思ったら酷い仕事でとんでもへん請求額ちうんはようある話。特にやまと人の方からその声が強いんはやまと的品質の期待度の高さに対して満足度が30%しかいないさかいや。わてが550戸も作った住宅でいっちゃん苦手な買い手はやまと人やった。なんでやったら「やまとの会社が作ったんやんか」と思てっきりプレッシャーをかけた挙句、ダメ出しリストが数ページや。カナダで渋谷駅の工事のような50数時間に数千人の延べ作業員を投じるような奇跡はあり得まへん。

スーパーのレジで駄話を禁じよ!
カナダ人は気長なんかもしれしまへん。わてのように短気の塊にとってスーパーや酒屋のレジは極めて忍耐力がおるのや。ようやっと次がオノレの番や思うたら前の客がとろい、店員とくだらへん話をする、支払いがあんじょうでけへん…でOh My God!思った経験は数知れへん。きょうび、スーパーはセルフレジが出来よったので「これやったら駄話はあらへんやろ」と思てきや、使い方がわからへん、作業はひたすらゆっくりでわてのイライラは募るばっかり。

気をつけようわ、雨ちゃんの日の夜の交差点
バンクーバーのこの時期は雨ちゃん季。ほんで夕方5時には既に真っ暗。バンクーバーの人の冬の服装はひたすら黒系統や。こら車の運転手からすると相当見にくいのや。特に問題は左翼折する際の横断歩道を渡る人で、車のピラーで死角になり、見にくいのや。轢かれそうになりよったことは10回では済まへんでっしゃろ。ほんで工夫したんが歩行する場合、左翼折してくる車の運転手を見る癖。その人がわてを認識し、スピードを緩めるのを見届けるようにしたら状況改善しましたわ。オノレの身はオノレで守れ、や。

ペナルティだらけの公的支払い
固定資産税の支払いはバンクーバーは年2回。個人住宅の場合はその用途と居住者のステータスを毎年、インターネット上で毎年、宣誓せな最も高い「空き家レート」を課されはります。その上、支払いが一日でも遅れたらペナルティで支払額の10%程度を取られはります。こら金利が10%やのうて遅延した罰則額が10%なんやこれがホンマに。税務わいの場合はもっともっともっともっともっともっともっともっともっとエライ。カナダは全員個人で確定申告なんやけど申告や納税期限厳守だけやおまへん。わては所得税の予納が年4回あり、これを怠ると同様のとてつもへん罰金が来まんねん。「こないなの払えるか、税務わいと戦うぞ」とクレームをきまったとこフォームで送ると「12−15カ月待ちや」と出まんねん。これでは戦意もなんやもあったもんやおまへん。

カナダに住むんはひたすら忍耐つよあること、ほんで性悪説で生きることや。世の中、みな間ちごとるちう前提で疑ってかかるんや。サービスの内容は人によって、せやなかったら相手との接し方で変わるんや。銀行の手数料やら支店によって課金されたり、タダやったりしまっせ。同じチェーン店でもこっちの店は良うて、あっちの店ではダメやったちうんはざらや。

こないな逸話はようけあるんで近いうちに「ひろのバトル大合戦」をお送りしたい思うで。これもきっとおもろいですわ。現実の世界とは思えへん数々や。

ある意味、カナダに住むゆうことはドキドキしながら「今日は何が起きるのやろうわ」と思て続ける勇気と広い心が必要やともいえさいです。

では今日はこのぐらいで

ブログの応援もお願いできまっしゃろか?クリックをするとブログランクアップにつながるんや。

北アメリカランキング

また明日お会いしまひょ。
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード
Archives
記事検索
Recent Comments
  • ライブドアブログ