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2021年11月 : 外から見るやまと、見られはるやまと人

外から見るやまと、見られはるやまと人

バンクーバーのやまと人社長ヒロが仕事、生活を通じて感じた経済、経営、社会、やまと人観やらなんやらを綴っとりまんねん。

2021年11月

オミクロンが放つ経済への影響4

11月8日に政府が発表した隔離期間の短縮は2つの目的がおました。一つは異国人の再入国を一定幅で認め、留学生受け入れを促進するっちうこと、もう一つはビジネス界から強い声のあった隔離期間の短縮要請や。これを受けて条件付きで隔離期間を3日にするっちうことにしたちうワケやが、このブログでもご報告したように極めて難解、かつ実務的に不人情極まりまへん申請を経のうてはいけまへん。わてもこら意図的に意地悪をしとるんとちゃうか、思っとったんや。

ほんでもわてはめげんと申請し、3度の書き直しを経て「難関」の承認書を取ったんや。せやけどダンさん、入国後に求められはる受け入れ者用の管理ウェブフォーマットの不備に気づき、政府のお問い合わせセンターに電話でそれを指摘するもんの「ウチではわからへんので申請先の国交省に…」と言われ「そやけど、このプログラムは国交省が作ったもんとちゃうでっしゃろ。どなたはんが作ったんやろか?」「…」。先方はごっつい無知に苦笑いをしてるんや。ほとんどやり取りにならへんこの電話の相手に怒る気にもなれへんし、善後策を考えとったトコでした。

岸田首相が全異国人の入国を停止し、やまと人の再入国も厳格に管理するとの報道を見て、「こらまずいな」思っとったら翌朝、国交省から平身低頭なメールで条件変更を知らせる内容、ほんでそら3日隔離を停止するどころか14日の隔離を要請するもんやった。覚悟はしとったさかい、あらゆる予定のキャンセルをさっさと終わらせたんや。ビジネス目的で14日隔離を求められはったらどなたはんも帰国でけへんのや。

さて、岸田首相のこの思い切った判断に国内からは賛同の声が多いように見えまんねん。岸田首相は何をもってこないな風なジャンプをしたんか、そやけどアンタ、個人的にはやまと国内の感染者が100人を切る状況となる中、やまとそのもんをバブル状態にするっちうことで国内不安を和らげ、内需を中心とした経済復興を考えとるのやとみとりまんねん。

逆に言うたら政権を安定的に運営するにあたり、コロナ対策で苦労した菅政権のようにならへんよう先んじた対策をとったとも言えまんねん。小池都知事も同調してるんやし、タブン...たぶんやで、わいもよー知らんがタブン、やまと全体がそないな風な雰囲気になっていく思うで。そらやまと政府が選んや一つの方策やからわてはなあんも申し上げしまへんが、やまと人の性格的にこの感染者数が判断トリガーになるリスクがどエライ高まってきとる点は肝に銘じなあかんでっしゃろ。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要はウィズコロナやのうて、撲滅を是とする展開や。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は中国とほぼ同じ展開や。

感染者数がちびっとの国はやまとぐらいしかんゆう報道も見受けられはるが、そらごっつう間ちごとりまんねん。台湾は10人以下やし、かつて最悪で一日40万人も感染したインドは1万人以下で安定、中東各国もサウジで30人程度をはじめ各国10人以下レベルや。アフリカではケニアが30人程度、ナイジェリアも50人程度で収まっとりまんねん。

先日のブログにも書かせてもろたのやけど、ウィルスの急速な変異株は安定感があるんかはっきりせへんし、突然消える可能性がおます。週末を経て情報がちびっとずつ見えてきた中、やまとの月曜日の株式市場の行方を見守っとったのやけど、400円下げて始まり、昼前にプラスに転じて終値はまた400円下げるゆう結果になったんですわ。多分、岸田首相の対策強化を察知して「相当悪いらしい」ちう印象付けをしたもん思われはります。わては北米で金曜日に打診買いをしてるんや。

仮にホンマに感染が広がり、もっかいロックダウンやらなんやらに向かう場合、インフレもスタグフレーション化する可能性がおます。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は悪性インフレでその場合、アメリカで早期利上げを促す専門家の声が大きなる中、立ち止まらざるを得へんし、FRBは相当ややこしい判断を迫られはることになるんですわ。バイデン大統領は月曜日「オミクロンはパニックを引き起こすほどのもんではおまへん」と述べ、冷静になるよう訴えとりまんねん。そのスタンスからするとバイデン氏と岸田氏は真逆の立場ともいえまんねん。

現在の経済問題で最大のハードルは物流、資源高と共に雇用の確保がおます。こら北米やったらへんし、やまとも同様なんやけど、労働集約型の飲食業で人が集まらへんし、感染リスクのちびっとの業種に人が流れるゆう「異次元のミスマッチ」が発生してんことが要因の一つや。飲食店で客はマスクをせん中で料理や飲み物をサーブする仕事、特に居酒屋系は「ぜぇぇぇったいにやりとうないバイト」でっしゃろ。コンビニの店員もレジの周りに列ができればそこに菌が溜まるゆうイメージがつよなるんですわ。

異国人労働者のように稼がな暮らせんという切迫感もやまと人の学生バイトには薄いため、ビジネスが成り立たななるのや。店のオーナーが皿洗いをするやなんてもはや当たり前の時代なんやこれがホンマに。この中で新しい資本主義とぬかしておるようでは次元が違いすぎるような気もしまっせ。

一方、気になるんはOPECとロシアが話し合いをしてん点や。この1週間で原油価格が15%ぐらい下がったんや。そもそもOPECは経済の先行きに不透明感があるとして原油の増産に消極的やった。原油価格が意図せずして下がってしもた中、今後、産出量の増大どころか、現状維持に方向転換するゆう判断を下したかておかしないでっしゃろ。

オミクロンは感染者をばら撒く以上にクリスマス、年末に向けて世界に不安感を一瞬のうちにまき散らしたゆう意味での感染力は強大やったともいえまんねん。せやけどダンさん、ここは慌てへんし、1週間から10日で出てくるやろう分析結果を慎重に検討するとともにブースター接種を急ぐことが肝心か思うで。心配は尽きへんもんや。せやけどダンさん、何処にその根源があるか、よう考えて行動したらじぇったい対策はあるもんや思っとりまんねん。

では今日はこのぐらいで。

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また明日お会いしまひょ。

デジタル通貨の行き着くトコ4

バンクーバーで電車バスを利用するにはコンパスカードちうSUICAのようなカードを利用しまっせ。チャージはオノレでウェブにアクセスしクレジットカードで支払うのが主体やけど、そやけどアンタ、駅の自販機で現金やクレジットカードでもチャージできまんねん。こら便利ええのやけど、交通費が一体なんぼなんかわからななるトコロが弱点。特に当地ではピークタイムとオフタイムの値段が変わるちうワケやが、案外、地元の人に聞いても「さて、なんぼやったんかな?」と返事がきまんねん。

トロントではPRESTOちうカードがあり、他の主要都市にもそれぞれ独自の交通カードがおます。何が便器...おっとちゃうわ、便利というたら知らん街でいちいち、金額をチェックせえへんかてよう、ピッとやれば乗れるんは実に助かるのでおます。その間、現金が顔を出すことはまずおまへん。やまとでも若い人を中心に現金を使わなくなっとるか思うんやが、わても中国人経営の「現金のみ」ちう店以外では現金を使うことはまずなくなったんですわ。

飲み会でもやまとでは割り勘ソフトやらなんやらがあるんやうやけど、そやけどアンタ、ウチではサーバーが「お会計はどうしまっか?一括やろか、個別やろか?個別の場合、どう支払おるんか?」と聞いてくれはります。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、やまとは顧客側がいろいろやり、友達同士でお金を送り合ったりするんやろ思うんやが、ウチでは店側がそないな風なサービスを提供してくれるちうワケや。

世の中、デジタル通貨に驀進してんような報道を見受けられはるが、わてからしたら実質的には既にようけの方がすでに何らかのデジタル通貨の恩恵を受けとるとみとりまんねん。

一方、暗号資産については意見が様々な飛び交っとりますが、アメリカで影響力ある銀行家や政治家からは割とネガティブな声が聞こえてきまんねん。例あげたろか、たとえばやなあヒラリー クリントン氏が「国家にさらに関心を強めてもらいたいのが仮想通貨の台頭や。… 基軸通貨としてのドルの役割を弱め、国家の安定を揺るがすかもしれへん。そないな力はワイが思うには初めは小さいが、巨大なもんになっていくやろ」と懸念を表明してるんや。こらユダヤとして米ドルの基軸通貨を守るゆうポジショントークであることはたやすく想像できまんねん。

トコロできょうび気になっとるんは「暗号資産」ちう表記から「仮想通貨」に戻っとるケースが増えとる点でっしゃろか?メディアも暗号資産と仮想通貨の表記はまちまちになっとりまんねん。わては「資産」と「通貨」の違いに意味があるんや、と申し上げたんや。金は資産になるんやけど通貨にはならしまへん。ビットコインも実質的には通貨にはなりえへんのや。理由は値動きや。通貨は価値の安定がぜぇぇぇったい条件なんやこれがホンマに。その点での使い分けが重要であることがまだ一般市場で理解の浸透が進んでおらへん思うで。

さて、わてが考えるデジタル通貨の行きつくトコロです。そら個人資産の決算書がなあんもせんとホッタラかしといてもできる時代が10年後にはやってくるやろちう点や。ずぅぇえええぇぇええんぶのお金のやりとりがデジタル化された場合、個人の入出金は完全に掌握できまんねん。そら決算書でいう損益計算書やキャッシュフローだけやのうて、貸借対照表までできてまうのや。こら実は恐ろしい事実が含まれとりまんねん。

例あげたろか、たとえばやなあこのシステムが完成したら個人の信用度をチェックするんにマイナンバーカードをファミコン...おっとちゃうわ、パソコンにぶちこむだけでぜええんぶひとつのこらず数字で出すことが可能になるんですわ。家や自動車を買おうと思て、ローン可能額を見たい場合、今のオノレの資産がぜええんぶひとつのこらず勝手に合算され、資産と負債からローン可能額がなあんもせんとホッタラかしといても瞬時に算出されるちうワケや。今の銀行のヒトの手間をかけた与信審査やらなんやらまるっきし必要なくなるんですわ。

カナダの個人の確定申告をソフトウェアで行うには民間のソフトウェア会社と税務わいをリンクさせることで行おりますわ。すると収入や資産のみなの動きがいったん、税務わいに集まるのでそこから民間のソフトウェアにその個人の分だけ情報移行させることでウソ偽りがでけへん自動納税申告システムが瞬時に完成するんや。(やまとでは倫理的に逆立ちしたかて作れんと思とります。)

これをちびっと応用し、証券や不動産やらなんやらの個人資産情報に現在価値情報を照らし合わせることで含み資産まで計算し、相手の与信度を計測するっちうことは物理的にはいつでもできる状態におます。

これにより個人への過剰融資が出来なくなり、個人破産を防ぐ機能を備えることも可能になるといえるでっしゃろ。但し、それが楽しい世界かどうか、そらわてにはまだ想像でけしまへんが。

わては既に現金VSデジタルちう議論は終わった思うで。もちろん、現金は月に1万円相当は使うんですわ。せやけどダンさん、なんぼなんでも北米では補助通貨のようなもんや。大体、どなたはんがいろたかわからへん現金を触りとうないちう気持ちもおます。それよりもデジタルがもたらす社会への影響、そこに話をフォーカスしていくべきやからしょうわ。

かつて街中にあった公衆電話が一気に無くなりよったように銀行のATMは急速に消えていく運命にあるはずや。スーパーのレジ係は袋詰め係になり、その需要も減っていくでっしゃろ。現金強盗は消え、ジュラルミンケースが何ぞ、ボウズたちはまるっきし知らんでっしゃろ。

こら残念ながら時代の変遷なんやし、懐古主義があったとしたかてそらマイナーな形でしか残りえへんのでおます。時代の変身はそれぐらい加速度をつけてきた、ともいえさいです。

では今日はこのぐらいで。

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不思議なコロナ感染状況下で出現したオミクロン4

やまとのニュースからコロナの話題がしばし主題から消えとったんや。耳にタコができるほどコロナのニュースが飛び交い、これほど専門家が多いんか、思わせるほどいろいろな方が様々な意見を述べてきましたのや。トコロがやまとのコロナ感染に関しては予想をことごとく覆し、夏のオリンピックの頃を境に急減しましたわ。確かに選手や関係者をバブル方式にして完全に隔離しとったこともおますが、盛り上がるやまと人が密になる可能性から感染急拡大への懸念が広がっとったんはご記憶に新しいトコか思うで。

ではなんで、やまとがこれほどコロナを克服できたんか、理由はまるっきしもって不明や。どなたはん一人、明快な回答を示してへんねん。肥満がちびっとの、酵素に効果があるやらなんやらやまと独自の理由探しもおますが、理由はともあれやまと国内においては現段階でこの感染症が落ち着いとるんは朗報や。

地球儀ベースでみると国や地域によりまちまちな状況で余計に判断に苦しむトコロです。例あげたろか、たとえばやなあドイツは感染爆発期におますし、韓国も連日最高の感染者数を更新してるんや。当初感染対策で優秀やとされとった国が悪化し、ダメ出しされたやまとは他国がうらやむほどの状況におます。

ドイツのワクチン接種率は世界レベルでは68%とさほど悪うおまへん。それに対して感染者累計は552万人。人口8300万人に対して6.6%で日々0.1%ポイントずつ増えとる計算や。余計なお世話やけどやまとは総人口に対する感染率は1.4%程度や。韓国の感染者累計は43万人で人口比では0.8%と実は優秀でワクチン接種率もやまととほぼ同等や。では何が問題なんか、と探したら韓国は初期にアストラゼネガのワクチンを多用し、現在高齢者のブレイクスルーになっとるちう点が唯一の違いかもしれしまへん。寒いさかい部屋を閉め切るゆう理由も上がっとりますが、やまとの東北、北海道はそないな状況におまへん。

世界レベルで見てもワクチン接種率が進まへんアフリカでも今回のオミクロンの発生まではワクチン接種率を勘案したら感染爆発が起きとるようには見えへん一方でベトナムやタイでは引き続き高いレベルにおます。

わては専門家でもあらへんし、どなたはんの話が正しいか判断する能力もおまへん。そやけど、大所高所からみるとわては2つの点に分けて考えなあかんか思っとりまんねん。一つは感染拡大予防ちう観点でワクチンやブースター接種、マスク着用や節度を持った人との接触を心がけるといったことや。コロナ対策の飲み薬もさほど遠ないうちに出てくるようやけど、そやけどアンタ、これも対処療法に過ぎんという点をしっかり理解しておく必要がおます。世の中の報道の9割はこの分野の話でおます。

もう1つはウィルスの増殖や変異そのもんで、今回南アフリカで発見されたオミクロンを含め、根から絶やすことが最大の処置になるんですわ。その中、一部で着目されとるのが、1971年に発表された「アヤマチカタストロフ」ちう理論でウィルスは変異しすぎると自壊するゆうもんや。

わては毎日毎晩壱年中思うことがあんねんけど、生物は常に変態し続けとる点や。せやけどダンさんそらどエライ長い時間をかけて変わり続け、環境に適応するようになっとりまんねん。ダーウィンの進化論や。トコロがウィルスはスペイン風邪やSARSの時そうやったが急激に感染拡大する過程において変異するスピードが速すぎ、結果としてウィルスそのもんが消滅しましたわ。

実はわてはずいぶん前にDNA検査をしたことがおます。結論的にはわてはあるトコに変異がおます。別に珍しいわけやのうて、病気になるわけでもおまへんが、不都合もおます。残念ながらコピーアヤマチはどないな場合でも起きるのやちうことはわて自身がそうやから一定の理解がおます。仮にこのコピーアヤマチが短期間に何度も続けば多分、人間が存在でけへんでっしゃろ。種の保存の法則から外れるさかいや。

ウィルスの変異も環境適応やと考えまっけど、いっぺんに外敵がいなければ爆発的拡大を許すもんの変異したウィルスそのもんの安定性は別の話や。南アフリカのワクチン接種率は24%(2度終了)となったら間隙をぬったもんなんやし、拡大の余地は確かにあんねんけど、どんだけ感染力がつよても安定性がなウィルスも生きていけへんはずやと理解してるんや。

仮にこのストーリーにわずかいな可能性でもあるやったらばコロナもいずれ克服できるのや思っとりまんねん。但し、その間に感染予防のプロセスを通じてうちら自身もよわなることも着目すべきか思うで。そら菌やウィルスに対する自己防御機能が落ちる点や。動物はなんで外で暮らせるんかと考えれば環境適応があるからや。ホームレスはなんで不衛生なもんを食べても腹を壊さへんんか、ちうのも同じや。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は新たな環境にあんじょう適応するチカラが生まれるちうワケや。

トコロが今、あらゆるトコロで菌をふき取り、タッチせん時代になったらカラダはそれに同化しやすなるため、菌が極めてちびっとのことが当たり前やとカラダが覚え込むことになるんですわ。とするやろ、ほしたら次に何ぞ起きたとき、適応力が鈍っとる可能性は否定でけへんでっしゃろ。

やまと人は極度の潔癖症やからこれが将来、あだにならへんか、それが心配なトコロです。

うちらはコロナ克服に喜ぶ前にオノレ自身の力を取り戻す、免疫力を上げること、これに重点を置く生活に戻るようにした方がええ思うで。コロナを恐れて閉鎖的な生活になるのがもっとも恐ろしいことや。その点ではワクチン打ちうのんびのびと生活できることは精神衛生的にも正しいんとちゃうか思っとります。

では今日はこのぐらいで。

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今週のつぶやき4

アメリカは木曜日が感謝祭。きょうびではクリスマスより感謝祭ちう流れもあり、休み明けのブラック フライディ セールが注目されやまとでもそれに乗じたセールがあちらウチで行われとるようや。ラジオをつければこの時期、クリスマスソングしか流さへん放送局がいくつもあり、キリスト教信者ではおまへんわてにとって「あぁ、またやってきた」とやや憂鬱になることもしばしば。そやけど、あんさんモノ不足の今年のブラック フライディ セールはどないなことになるんか、高みの見物をさせてもらうで。

では今週のつぶやきをお送りしまっせ。

売り崩し
典型的な売り仕掛け、や思うで。アメリカが感謝祭で市場参加者がちびっとの中、いっちゃんはじめに、東京で売り浴びせを行い、市場心理を揺さぶるんや。そこから地球儀をぐるっと一周させとる間に心理はどんどん悪化しまっせ。感謝祭明けの金曜日のNY市場は半ドンの短い取引になるんやから市場が気持ちを取り戻す時間的余裕があらへんのや。特に商いが薄く価格が飛びやすい原油市場は暴落、仮想通貨も暴落、旅行関係の株も暴落…となるちうワケや。

市場のメンタルがお祭り気分で緩いとこうなってしまいまんねん。逆に言うたらこないな時に付け入るスキもあるちうことや。まぁ、一種のゲームなんやし、心理作戦となるちうワケやが、個人的には収まるとみとりまんねん。コロナについては明日のブログのテーマにしまっせ。ただ株式市場だけ見ると年末までの取引ベースで確定申告をするっちうことを考えれば今年、利が乗っとる人が損失との相殺取引をする可能性があり、売り圧力は一定水準出やすなることは確かや。またボリュームが取れる取引はあと2週間しかおまへんから年末にまたこないな風な嫌なニュースが飛び出すともっかい売り崩しが起きかねへん点は留意が必要や。

中国の特殊性
ソフトバンクが出資するDiDi(滴滴)が今年6月、わいの警告をシカトしてNY市場に上場したことを根に持っとったんでしょう。今になってNY市場の上場を廃止するようにと勧告、その対策に入っとるようや。中国政府がそこまで民間に関与できるとするやろ、ほしたら常に顔色をうかがわざるを得へんし、もはや個人の意思も企業の自由な活動も制約されはります。いや、もうちびっと正しく述べるんやったら自由な活動をするっちうことで「影響力を持っても儲けすぎてもいけへん」のでおます。よって企業のみやったらへんし、個人で資産を築いたような人や有名人への監視の目は日増しにつよなるちうワケや。

一言でいうたらフラット社会を目指してまんねんが、人間はホンマにフラットな社会で楽しく過ごせるんでしょうか?わては差があるからこそ、頑張る人が出て、競争意識が出てよりよい経済、社会、文化が生まれて人々の生活を豊かにする思っとりまんねん。今、どなたはんでも携帯を持っててその携帯の機能を使うて日々の生活が充実してんでっしゃろ。こらフラットな社会なんやこれがホンマに。せやけどダンさん、そらアプリを開発するヤカラの競争力の産物でおます。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、確かに競争で勝ち抜おった人が作りだしたもんやけど、そやけどアンタ、そらみなの人と便益を分かち合うことができるちうワケや。こら差がな生まられへんのでおます。

ロイターによると中国は学校教育においてフラット化を目指し私学を公立に転換するとおます。高額の塾もダメ。では小学生のクラス全員がみなの科目で5段階の3か4を取ればええんでしょうか?個人それぞれが得手不得手があり、それが逆に補い合う社会を形成していくもんとちゃうでっしゃろか?中国が目指すフラット社会とは共産党に歯向かう人間を生み出さへんでう個性を抹消し、洗脳教育によって思想の選択を厳しく制限するっちうことになるでっしゃろ。わては中国の未来は終わった思っとりまんねん。中国から技術も創造力も生まれへんし、模倣社会が跋扈し、やまとやらなんやら諸異国から能力ある人を三顧の礼で招きぶちこむ流れが強まる思うで。

野党とは何ぞ?
立憲民主党の代表選が30日に迫っとりまんねん。泉氏がリードちう報道もおますが、今一つ盛り上がらへんんはなんでやおますか?やまとには自民党ちう巨大政党がおます。政権担当経験者も数ようけ、ニッポン丸の運転の仕方をよう知っとるので安心感がおます。そやけど、日ごろいうように時代背景が大きく変わる中、この数年は自民党のまんまでええんかな、思うときもおます。

野党が元気やった戦後直後はやまとも元気やった思うで。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、与野党が拮抗し、切磋琢磨し合うことこそがやまとをより高みに持っていくもんや思うのや。アメリカの二大政党は社会的背景がちゃうやまとで根付くとは思いまへんが、与党は緊張感の中で政権運営をするっちうことが求められはるんに今はライバルが無うて好き勝手できまんねん。その中、野党第一党である立憲民主党は本質的な存在感を失い、常に自民党だけを意識する政党となり替わってしもたんや。

政党とは支持者がいて成り立つもんや。その支持者の期待にどう応えるんか、党利党略ばっかりやのうて、やまとをどう変えなあかんなんか、この20年の社会の変身、ほんで今後もっともっともっともっともっともっともっともっともっと変わるやろう時代をどうやったら過ごしやすなるか、ちう独自の視線と信念を持ってもらいたいのや。例あげたろか、たとえばやなあ自民党は賃金を3%上げろと経済界に要請しましたわ。そら上から目線なんやこれがホンマにや。そうやのうて、企業がどうやったら自然と3%でも5%でも賃金を上げてもよい思うようになるんか、その仕組みを考え、提言するんが野党の役目や思うで。与党とガチンコ勝負するんやのうて、与党にでけへんことを野党が提示する、これがわての期待する真の役目や。

後記
クリスマスが近づきプレゼント交換やらなんやらちう懐かしい響きの儀式に頭を悩ませとりまんねん。もらう方もあげる方もこの豊かいな時代に何が欲しいんかな、思うのや。それこそ、70-80年代、せやなかったら物欲旺盛なボウズやったらまだしも、ええ大人同士がギフト交換?そういうたらやまとに行くんにカナダの土産を買ったことはほとんどなし。理由はそもそもやまとにあるもんの方がええもんばっかりで喜ばれへんから。スモークサーモンにメープルシロップばっかりでもねぇ、と自問自答してるんや。

では今日はこのぐらいで。

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なんでやまとは苦しむんか? その2 何故目立つ「やまとダメダメ論」4

11月22日の日経の新特集、「〈ニッポンの統治〉危機にすくむ1 国むしばむ機能不全 コロナ下に自宅で尽きた命 ルールが目的化、現実見ぬ縦割り」はその記事のケツにこう締めくくっとりまんねん。

「1990年代後半から続く政治主導の掛け声の下、政策形成は官邸の一握りの集団に権限が移り、人事でも首根っこを押さえられはった官僚は内向き思考を強めてきたちうわけや。政治が自ら責任をとって官僚機構を動かそうとせな、彼らは縦割り組織やルールの壁の内側にこもり、保身を最ヒイキするしかいないちうわけや。55兆円を超し、規模は大きいが、新しいやまとをつくろうゆう気概が感じられへん経済対策も今の政治と官僚機構の機能不全を映し出してん。未経験の危機が繰り返し世界を襲う21世紀。変身のスピードがかつてなく高まる中、統治機構を再構築せな、やまとは世界から完全に取り残されてまう」と。

典型的なダメダメ論の一つや。他にもおます。日経ビジネスの「ゆるブラック企業、残念な働き方改革の末路」ちう特集で「転職市場最前線からの警告 若手からやりがいが消えとる」ちうサブタイトルに見える若手の喪失感や。せやなかったら同誌の特集「東芝解体」では東芝が犯した4つのシッパイに関して一つ目のシッパイである不正会計問題の際に膿を出し切らへんかった影響が指摘されとりまんねん。

こないな風なやまとダメダメ論は正直、至る所におますが、シニアの方にはそないなことんと反発する声、せやなかったら聞きとうないと耳をふさぐ人、一方で若い人は諦めの境地ちう人もおらはるでっしゃろ。

うちらはバブル崩壊後、失われた時代を延々と続けとりまんねん。この「失われた」は何を指してんか、というたらタブン...たぶんやで、わいもよー知らんがタブン経済指標とちゃうかと推測しまっせ。やけど、そやけどアンタ、よう考えると昔の良き時代のやまとと比べ、変わりすぎた現代社会を失われた時代と称してんかもしれしまへん。すなわち哀愁や。

これを論じるんやったらば「元に戻れば」よいことになるんやが、今更あの時代に戻ることは逆立ちしたかてあり得まへん。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、「失われた」のやなく、新たな時代に移行するなかで人々のマインドセットが明治維新や大戦直後のようなドラスティックな変身を受け入られへんかったちうことかもしれしまへん。

せやけどダンさん、これにも異論がおます。1868年の明治維新は学校の歴史の教科書上ではいかにもある日突然変わったような教え方を受けてきましたのや。例あげたろか、たとえばやなあわてたちは明治4年の散髪脱刀令で刀を持たへんし、頭はざんぎりにしたことでいかにも新たな時代が攻めて来よったと理解したちうワケや。せやけどダンさんそら表層のルールや暮らしぶりであって人間の考え方がすっかり変わったわけやおまへん。明治の考え方を民が周知し、近代化が一応の完成をみたんはわての見立ては日露戦争の勝利やった思っとりまんねん。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は40年近い日を経てようやっと江戸は終わったんや、ちうのをあらゆる方面で実感したちうワケや。

同じことは大戦後の経済的大躍進でもいえまんねん。これも躍進がいったん幕を閉じたのが1990年で、そこから大きな調整期間に入っとるとするんやったらばやまとには極めて大きな時代変革をもたらす何ぞが起きへんと国民ベースで変わっていかへんんかもしれしまへん。

黒船や大戦は外部の力によってやまとが強制的に厳しい環境に置かれ、即座の対応を求められはった点で変身が早かったんやけど、そやけどアンタ、やまと人は独自変革をするんは得手やおまへん。ようやまと人は農耕民族と称しまんねんけど、そら自己変身やのうて、環境変身への対応力なんやこれがホンマに。地震が来ても台風が来ても生き残れる工夫をしてきたちうワケや。一方の大陸の狩猟文化とはオノレが獲物を追うわけで環境へ対応するんやのうて、環境を求めるちうワケや。こら180度ちゃう立ち位置でここを理解せなやまと人論の第一歩目を踏み出せしまへん。

わては異国でやまとビジネス選手団の一員として日々戦っとりますが、やまとちう存在感が明らかに消えつつあること、ほんで異国に住むやまと人の間でも個人主義が跋扈し、共同体は崩壊しつつあり、緩い連携どころか、連携を拒絶する人だらけになっとることに粘り強いわてやら諦め観を持っとりまんねん。

わての事業の一つであるやまとの書籍輸出卸、小売り事業やけど、そやけどアンタ、皆はんおったまげる思うんやが、わてどもん顧客のざっくり80%はローカル、ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は非祖国語のヤカラのマーケットや。残念ながらやまと人は本を買いまへん。読まへんこともおますが、輸送料が加算された価格を見て端から買う気があらへんのや。こら店主であるわてとしては極めて残念なことや。昔は書籍をむさぼるように読む人が多かったんやけど今日において読書を情報取得の手段と勘違いし、金額でそれを判断してん人が多い気がしまっせ。

ゆるブラック企業が増えたこともわては残念なことや思っとりまんねん。残業があらへん、ノルマもへん、管理は緩い、仕事は単純、給与は生活がギリギリできる程度、ちうライフや。企業側は残業手当は払いまへん代わりにワークシェアリグ的に人を増やしまっせ。完全マニュアル化で間違いが起きへんようにしまっせ。これでやりがいが生まれる方が不思議なんやけど、企業はコンプライアンスの論理で表面繕いのルールを押し付けたちうワケや。この問題点を指摘したケースはあんまりあらへんでっしゃろ。

わての実感としては1990年のバブル崩壊の時から状況は改善するどころか、より遠くなっとるように感じまんねん。経済指標は結果としてついてくるもんで生産性や利益、収入の増加は個々働く者、ほんで社会の前向きな姿勢が生み出す通信簿であるはずや。どうやったらこの循環から抜け出すことができるんか、うちらの目の前にある課題はごっつうも大きく、わてがこのブログで指南できるような状況からは程遠くなりよったかもしれしまへん。

やまとには素晴らしいポテンシャルがあるんでそれを生かすチャンスを引き寄せ、そこに光を当てて自信をつけられはったらよいんにとつよ思とります。

2回に渡り「なんでやまとは苦しむんか?」をお届けしましたわ。わても苦しんでおりますわ。何故ここから脱却でけへんのやろうと。

では今日はこのぐらいで。

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なんでやまとは苦しむんか? その1 他人事ではおまへん東芝の行方4

わては東芝ちうブランドが好きや。今使うておるノートファミコン...おっとちゃうわ、パソコンもその前も東芝製で今度新しく購入するんも東芝製にしたい思っとったのやけど、同じ「ダイナブック」ちうブランドは存在すれどシャープに売却済みや。残念や。

一般ニュースではあんまり報じられしまへんが、その東芝はもはや解体の危機にあるというてもよいでっしゃろ。2015年に始まった一連の騒動に関してわてはこのブログでタブン...たぶんやで、わいもよー知らんがタブン10回以上取り上げとりまんねん。「おんどれ、しつこいんちゃうか」思われるほど書き込みをしたんは東芝=ニッポン株式会社そのもんなんやし、やまとの失われた30年そのもんであるからや。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、東芝のシッパイは他の優良企業にも当てはまることになり、他人事や思いまへん方がよいゆう警鐘なんやこれがホンマに。

今日のニュースを見ても新生銀行がSBIの軍門に下ることがほぼ確定しましたわ。なんでやおますか?国からの借金も返せず利益が上がらへんし、銀行経営になっていへんかったからや。自己保身ばっかり。同様にみずほ銀行もこのまんまでは永遠に同じ問題を繰り返しまっせ。新生銀行再生は北尾吉孝氏ちう剛腕の経営者がサポートするさかいよいでっしゃろ。

では、みずほ銀行の場合、どなたはんが適任かというたらわては異国人を持ってくるしかな思とります。欧米の巨大銀行の経営経験者かせやなかったら中央銀行の理事経験者でバンカー経験のあるんやうな方が相応しい思うで。なんでやったら行員は上から下まで批評家ばっかりで、やまと人経営者のぬかすことやらなんやら聞きやせんからや。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、纏められへんのでおます。報酬は10億円は最低でも必要やけど、そやけどアンタ、みずほ銀行はそれぐらい払えるでっしゃろ、ちうよりタブン...たぶんやで、わいもよー知らんがタブンその10倍以上稼いでくれるはずや。

わては日産が経営危機に陥った際にゴーン氏を招き入れたんは間違いなく正解やったと今でも思とります。もちろんその20年後の話は論外やけど、そやけどアンタ、なんぼなんでもあの組合でグダグダやったボロ会社が一時的にせよ世界販売台数トップにまで躍り出る躍進を見せたんは紛れもへん事実や。なんで、あれほどの構造改革が出来よったかというたら異国人やったんからや。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、やまと人は「異国人の偉そうな人」にはめっぽう弱いのや。

歴史の書籍を読めばやまと人が島国やからに異国人との接点を通じて衝撃的影響を受けたケースは数知れへんし、や。明治の時代には大挙して異国に遊学に行ったんや。特に長州と薩摩にその傾向が強かった理由を知ってはりしょうか?その二つの藩は三方、海に囲まれててリスクがあったんや。戦国時代も含め、彼らは外様である以上に常に危険との背中合わせやった。よって明治時代に争うようにして両地域出身者が異国に向かっとりまんねん。

一方、幕末における佐幕派(幕府支持派)は会津藩を含む関東東北地域出身が多かったんは外からの危機意識が少へんかったからともいえるちうワケや。

うちらやまとが30年も寝とるんは表面繕いの経営が多いさかいでっしゃろ。危機意識の欠如とも言えまんねん。その上、経営者は様々な意見を聞きすぎてオノレの向かうべき方向を失ってもうておりますわ。東芝はその典型で社長以下重役は運転免許をもって運転席に座っとるんやけどどこに行くんかわからのうてうろうろしてん、そないな状態なんやこれがホンマに。

東芝は解体されるんか、というたら今のまんまではその確率が高くなってきた思うで。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、消滅や。細々と事業ベースで残るやろけど、総合電機メーカーちう看板は消えるでっしゃろ。

わてが今、いっちゃん心配してん会社は実はトヨタなんやこれがホンマに。あの会社は社員も経営陣の顔も見えしまへん。まるで中国の企業のようや。見えるんは豊田章男氏だけ。氏は創業家で車が好きでレースもする、経営者然としてやまとを代表する人材であることは間違おらへんのやけど、次の手が見えにくいのや。経営はもっともっともっともっともっともっともっともっともっと多面的、かつ激論を交わしながら進めていくもんやのに役員が「わしもついにこのポジションを勝ち取った」と選んでもろた社長はんに頭が上がらへんし、意見も言えへん雰囲気があるんでっしゃろ。

この傾向は下請けが重厚構造にある自動車業界や伝統を重んじる財閥系企業にようけ、奉公するゆう言葉が最も適正な気がしまっせ。

わてが東芝の経営者やったらどうしたか、というたら非上場化が第一歩や。まずは外野の声を制御し、株価に一喜一憂するっちうことからいったん外れることが必要や。そもそも上場維持でけへんとしてアクティビスト達に株を持ってもらう選択をしたんは今の綱川智氏や。なんで、上場を続けのうてはいけへんかったかというたら「それがマスト」やと勝手に信じ込んどったし、非上場やらなんやらちう選択肢をとれる器量がなかった、それだけや。銀行が「貸した金、返せ」と確かに報じられとったんやがそないなことをぬかすやったらその銀行との取引を止めるぐらいの自信があればよかったんや。

銀行のメインバンク制度もあやとなっとりまんねん。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要はメインバンクに逆らえへんその他銀行が銀行のヒエラルキーを作ってしもたのや。まるで病院の「院長回診」と同じでこないなこてこての社会がいまんなっても残っとるやなんて時代錯誤もええトコやのにそれがガラパゴス諸島の珍獣のようにずっと生き延びとるのや。

これがニッポン株式会社に対するわての警笛でおます。

では今日はこのぐらいで。

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逆効果になる石油備蓄放出4

わてははっきり申し上げまんねん。バイデン大統領が主導して国家石油備蓄を同盟国や共鳴した国と歩調を合わせ、一部市場に放出し、原油価格を下げようとする政策は毛唐のセリフでぬかすBack Fire(逆効果)で、痛い目に合うかもしれんと考えとりまんねん。

なんで、備蓄を放出するんか、これもバイデン大統領にとっては政権の支持率を維持するための苦肉の策とみてよい思うで。アメリカ国内で上昇するガソリン価格への不満からポピュリズムの一環としてのリップサービスや。やまとはこのサービスが更に進んでいて、ガソリン小売価格が170円を超えると石油元売り会社に補助金を出し、ガソリン価格にキャップ(上限価格)を設けようゆう試みや。

わてがなんで、逆効果か、というたら理由はいくつも思いつきまんねん。箇条書きにしまひょ。

3 OPECプラス1(ロシア)は国家財政の下となる原油収入の構造を変えるとええながらもほとんどそれが進んでおらへんし、引き続き原油を自己利益追求の道具とするっちうこと。
4 特に対ロシア政策を厳しくしたらするほどプーチン大統領は頑なんやなるため、逆効果であること。
5 備蓄放出の量が市場のサプライズ感を生まへんかったこと。こら総放出量が1億バレルを大きく上回る必要があったちうわけや。
理由はもっともっともっともっともっともっともっともっともっとあがる思うんやが、今回もバイデン大統領のよさげな言葉に乗せられはったちうことか思うで。実はわてはカナダの石油関連の株式には投資残が結構おます。やからポジショントークのように思われるかもしれしまへん。せやけどダンさん、これでピークや思うたら売ればええだけの話なんやけど、わての中でまだ「コツン」と音がせんのや。

昨年の春、原油価格がマイナスをつけた頃、わてはアメリカの石油備蓄の状況を何度かこのブログでお知らせした思うで。当時、コメント欄には備蓄がキャパを超え、原油価格が上昇するっちうことはあらへん、と強いトーンのコメントも多かった思うで。せやけどダンさん、事実は真逆で1年半かけて7年ぶりの高値を付けたちうワケや。こらコロナが間接的理由で、カーボンニュートラルがホンマの理由や。

70年代の石油ショックの時、うちらはどうしたか覚えとりますか?節電し、こまめに電気を消す、自家用車に乗らへんし、公共交通機関に乗る、トイレットペーパーを使う長さを短くするやらなんやら自己防衛を行い、銀座やらなんやら繁華街の夜は真っ暗になったんですわ。原油価格に対峙するんやったら世界が協調してこの姿勢を見せる必要がおます。そやけどアンタ、中国を除き、どの国のトップも国民に制約を強おるようなことは言いまへん。ポピュリズムやからや。厳しいことを強おるより政府が支援するんや。おかんがボウズを甘やかすようなもんや。

むしろ各国とも今回の備蓄放出のあと、機を見て元に戻す、としてるんや。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、また原油を買い戻すのや。こらチキンゲーム(臆病者を決める根競べゲーム)以外の何物でもないとわては考えとりまんねん。

では今日はこのぐらいで。

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