世の中、安ければ何でもよい思われがちやけど、そやけどアンタ、消費者は必ずしもどないな場合でもそれを選択するとは限らしまへん。ショーバイをする方としては顧客が何を求めとるんか、その価値観を見分けることが大事になってくるでっしゃろ。
価格が第一義ではおまへんもんの一つに自動車があろうか思うで。えっ思われる思うんやが、そらやまとで売っとるほとんどの自動車は一流やから差別化しにくいことがおます。カスタムメードの車を売っとるやまとのメーカーもおますが、その世界に期待するんは趣味の世界。一般大衆が求める自動車への期待とはぜぇぇぇったい安全と壊れへん信頼感でおます。
フォルクスワーゲンがディーゼル車で不正問題を起こしたのち、世界各国では販売はさほど落ち込まへんかったのやけど、やまとではその対象車が売られておらへんにもかかわらず販売数が大幅ダウンし、輸入車一位の座をベンツに明け渡してるんや。やまと人のセンシティビティを物語る例でっしゃろ。
腕時計はどうでっしゃろか?こら価格やのうて、ブランドやデザインが勝負になる典型や。何故かというたら時計を時計として考えるんやったら今やスマホに時計がついとるので必要ありまへんのや。腕時計は明らかに貴金属であり装飾品でありオノレのステータスやアイデンティティを見せるもんでおます。
よって30代の若い人でも数十万円から100万円もするような時計を身につけとることもしばしばあんねんけど、それを価格で買った人はまずおらへんはずや。このブランドのこれ、ちう指名買いでっしゃろ。
女性もんのバックはどうでっしゃろか?日常の使いまわしもんと勝負バッグはちゃうはずや。ほんで日常の使いまわしバックは価格見合いの使いやすさがポイントとちゃうでっしゃろか?飽きが来のうてあんまり目立たへんデザインやったらば1000円、2000円の差は吸収できるでっしゃろ。ましてや勝負バックとなったらこら上述の腕時計と同じや。
実は日経におもろい題材が提供されとりまんねん。ヤマダ電機が力をぶちこむ住宅部門がイマイチ苦戦してんちう記事や。ヤマダ電機の会長はてこ入れに躍起のようやけど、そやけどアンタ、安売り家電の雄、ヤマダ電機をして何を間違えたんやろか?
まずヤマダ電機で家が買えると知っとる人がどれぐらええるかや。次に知っとったとしたかてヤマダ電機に家を買いに行く人がどれぐらええるかや。何故でっしゃろか?
いっちゃんはじめに、家は一生にいっぺんに近い買い物でシッパイしとうない典型的アイテムや。となったら、冒頭の自動車の例のようにぜぇぇぇったい安心で地震でも倒壊せへんし、丁寧な仕事でアフターケアもしっかりしてんことが大事や。安い思って手を出したばっかりにシッパイしたゆう後悔はでけしまへん。
メーカーとしてのイメージがあらへんためにヤマダの製品に対する評価がでけしまへん。なんでやったらヤマダは家電販売店であってモノを作っとる会社ではおまへん。ヤマダブランドの電機製品はあらへんのや。やったらば家がなんで作れるんか、その説得性があらへんのや。わてはヤマダが経営判断を間ちごた最大のポイントはここにある思っとりまんねん。
木造住宅で安いもんやったら飯田グループが圧倒してるんや。とにかく安く、積水や大和、住友林業やらなんやらとは比較にならしまへん。なんちうか、ようみなはんいわはるとこのパワービルダーと称する会社やけど、そやけどアンタ、その秘密は間取りや形が決まったスペックホームにおます。よって現場での大工仕事が極めて合理的かつ、短期で終わるちうワケや。一種のプラモデルのようなもんや。もちろん、ヤマダはこれに勝てへんでっしゃろ。中途半端な存在やからおます。
価格で勝負するもんは似たような商品で差別化がでけへん場合に往々にして発生しまっせ。例あげたろか、たとえばやなあテレビを買うんに家電量販店で一生懸命画質の差を比較したかて結局価格差で決めるケースが多いでっしゃろ。牛丼屋が3軒並んどったとしたらわてやったら安いトコに行きまんねん。理由は牛丼をランチの選択肢にした時点でわての最も重要な判断基準はさっさと食べることであって噛みしめながら悦びを感じることを期待しておらへんからや。
言い換えれば売り手からしたら付加価値や差別化を盛り込むことによって価格による判断基準が劣後するような商品を生み出したらよいゆうことになるんですわ。例あげたろか、たとえばやなあわてはやまとに行くと広いふろを求めて銭湯に時々行くのやけど、わざわざ自転車で15分もかけて遠くの銭湯に行きまんねん。理由は同じ価格やのにそこにはお気に入りの湯船の選択肢があり、露天風呂もあるからや。正に差別化や。
やまと人の創意工夫をもってしたらおもろい差別化はいろいろできるやろ思うで。わてが商店街の復活を主張するんもデパート、コンビニやスーパーは何処も同じでしょーもないからアッとおったまげるような商品や珍しいもんを売るユニークさが生み出せる可能性がある思うさかいや。
そういうたら東京の住宅街に寂れた赤ちょうちんがあんねんけど、きょうびはそこにじぇったい立ち寄るんや。何ででっしゃろかねぇ、人気の深夜ドラマの「深夜食堂」のイメージそっくりやからでっしゃろ。
わてにはなんぼ安うても均一には飽きたゆうことや。本項、この続きをまたお届けしたい思っとります。
では今日はこのぐらいで。
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北アメリカランキング
ではまた明日。
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よって30代の若い人でも数十万円から100万円もするような時計を身につけとることもしばしばあんねんけど、それを価格で買った人はまずおらへんはずや。このブランドのこれ、ちう指名買いでっしゃろ。
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木造住宅で安いもんやったら飯田グループが圧倒してるんや。とにかく安く、積水や大和、住友林業やらなんやらとは比較にならしまへん。なんちうか、ようみなはんいわはるとこのパワービルダーと称する会社やけど、そやけどアンタ、その秘密は間取りや形が決まったスペックホームにおます。よって現場での大工仕事が極めて合理的かつ、短期で終わるちうワケや。一種のプラモデルのようなもんや。もちろん、ヤマダはこれに勝てへんでっしゃろ。中途半端な存在やからおます。
価格で勝負するもんは似たような商品で差別化がでけへん場合に往々にして発生しまっせ。例あげたろか、たとえばやなあテレビを買うんに家電量販店で一生懸命画質の差を比較したかて結局価格差で決めるケースが多いでっしゃろ。牛丼屋が3軒並んどったとしたらわてやったら安いトコに行きまんねん。理由は牛丼をランチの選択肢にした時点でわての最も重要な判断基準はさっさと食べることであって噛みしめながら悦びを感じることを期待しておらへんからや。
言い換えれば売り手からしたら付加価値や差別化を盛り込むことによって価格による判断基準が劣後するような商品を生み出したらよいゆうことになるんですわ。例あげたろか、たとえばやなあわてはやまとに行くと広いふろを求めて銭湯に時々行くのやけど、わざわざ自転車で15分もかけて遠くの銭湯に行きまんねん。理由は同じ価格やのにそこにはお気に入りの湯船の選択肢があり、露天風呂もあるからや。正に差別化や。
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