このページは大阪弁化フィルタによって翻訳生成されたんですわ。

翻訳前ページへ


2012年01月 : 外から見るやまと、見られはるやまと人

外から見るやまと、見られはるやまと人

バンクーバーのやまと人社長ヒロが仕事、生活を通じて感じた経済、経営、社会、やまと人観やらなんやらを綴っとりまんねん。

2012年01月

やまとは不正天国か?4

企業のコンプライアンス問題が大きく取り上げられはった昨年秋、「いつかはうちも」と怯えとった会社は多かったはずや。やまとには道徳観を持ったビジネスは存在するんか、異国人からしたらホンマに不信になってしまいまんねん。

今回は三菱電機が防衛省、内閣衛星情報センター、宇宙航空研究開発機構との契約で費用を水増し請求しとったことが判明、直ちに指名停止やらなんやらの処分となったんやが今後の調査の進展次第では何が出てくるかわからへん状況になっとりまんねん。

記事によれば人件費やらなんやらを付け替えたりしてその請求額を膨らましとったようなんやし、一部報道では会社からの指示で行っとったと従業員が証言してんようや。そうやとしたら事の内容はオリンパスや大王製紙よりも悪質ともいえまんねん。なんでやったらばオリンパスや大王製紙はあくまでも自社の中で完結する問題やった。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、顧客には被害や損害がでておらへんのやけど、今回の場合、取引相手である公的機関へ不正に費用申告し、本来受領する金額より余計に貰っとるわけや。こら詐欺を行っとるわけなんやし、その対価の出所は税金であることを深く受け止める必要がおます。

また、こらちびっと前の事件やけど、そやけどアンタ矢崎総業がアメリカでカルテルを行った際の罰金につき今般、アメリカのわいと司法取引を行い、罰金360億円を払うことになったんですわ。余計なお世話やけど矢崎は本件でやまとでも96億円の課徴金をとられとりまんねん。本件はアメリカにおいて住友電工やらなんやらにも波及するはずでもうひと波来よることになるんですわ。

矢崎、古河電工やらなんやらが行ったカルテルはワイヤハーネスちう車用の電線で、車が新型になってもそれまでの型にワイヤハーネスを供給しとった業者が受注するゆう仕組みやったようや。

先の三菱電機の過大請求については日経新聞が「防衛産業の名門としてのおごりがあったとの指摘もあるんや」とおますが、今回も発覚して不運やったぐらいの感じとちゃうでっしゃろか?ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、氷山の一角やいう気がしてならしまへん。

一昔前、中国でのさまざまな事件、餃子事件や昨年の鉄道事故やらなんやらに対してやまとの報道は「中国は信用ならへん」ちうトーンが強かった思うで。せやけどダンさん、わては長く異国からやまとを見てて中国もやまとも変わらへん、思っとりまんねん。まさにこら「体質」であるんや、というても過言やおまへん。

ほんでこの「体質」は欧米から見ると実に不可解なんやし、信頼関係が切れてまうもんやからおます。

「これぐらいやっても分かりやせん」ちう安易な気持ちが公私共に常に付きまとっとるのがやまとの社会に蔓延してん病でおます。これに対して「見つけ出して厳しい処分」をするっちうことも重要やけど、そやけどアンタ、「不正をせん」ちう道徳観を育むことがもっともっともっともっともっともっともっともっともっと大事か思うで。

なんぼなんでも不正がなくなり、信用を回復するまでは欧米からやまとに資金が廻って来にくなるかもしれしまへん。企業においては過剰な競争が歪んや判断を生み出す温床になっとるんとちゃうでっしゃろか?

対策が急がれはります。

今日はこのぐらいにしておきまひょ。

ブログの応援もお願いできまっしゃろか?

クリックをするとブログランクアップに繋がるんや。


地域情報(北アメリカ) ブログランキングへ

ではまた明日。

オバマ大統領の通信簿4

オバマ大統領が就任したんは2009年1月20日。今からほぼ3年前や。ほんで今年秋には彼の合否通知が判明するわけやけど、そやけどアンタ、本番の試験である選挙の前にオバマ大統領の3年間の内申書となる通信簿があってもええんとちゃうか思うで。

外交、内政、経済が主要科目であるとするやろ、ほしたらどうでっしゃろか?

外交に関しては就任当時からの反ブッシュ(子)の平和主義を貫き通し、アフガン撤兵を行い、現時点までは初心を貫いとるんとちゃうでっしゃろか?アラブや北アフリカの春もあり、直接的にはアメリカが関与したわけやおまへんがオバマはんには追い風となっとりまんねん。もちろん、イラン核疑惑問題が次の外交課題に上っとりますが、アメリカが国連を抑え込み、独力で動くことはせんでっしゃろ。

アメリカ外交は広く、他にも重要なもんだけでもイスラエル政策、ロシア政策、中国政策やらなんやらあるか思うんやが、この3年は経済問題がそれを凌駕しとったんやから目に付きにくかった気がしまっせ。

概観したら強いアメリカとちゃうかったことがむしろ世界の目が「アメリカも普通の国やった」ちう気にさせたかもしれしまへん。この点で皮肉な感じもしまんねんけど、わては合格点を差し上げまんねん。

内政に関しては国民皆保険をどう捉えるか、が一つの好例とちゃうか思うで。アメリカが長く「性交...ひひひ,ウソや,成功者の国」なんやし、アメとムチに慣れた繁栄時代を謳歌した世代には理解でけへんのやろう思うで。アメリカの内政がねじれ、モノが決められへん状況になりよったんはまさに「古きよきアメリカ」と「新しいアメリカ」の端境期にあるんや、というても過言とちゃうでっしゃろ。

ブッシュ(子)が急速に不人気になりよったんは新しいアメリカの声が押したからなんやし、昨年夏の民主党と共和党の醜いまでの債務上限問題の争いは政党の名の下の新旧アメリカの戦いやったというてもええでっしゃろ。

これを通信簿で評価するんはややこしい思うんやが、オバマ大統領にカリスマ性をもって民意を変えるほどの力が無かった点が惜しまれはるが、それが民主オバマの味なんかもしれしまへん。やとしたらかろうじて及第点でっしゃろか?

ケツに経済やけど、そやけどアンタ、こら評価が二分する思うで。せやけどダンさん、結論的に申し上げてオバマ大統領が経済を回復軌道に乗せたわけとちゃうかったことは確かや。アメリカ経済に何らかの功績があったとするやろ、ほしたらそらFRBのバーナンキ議長であってオバマ大統領はねじれ議会の中でできたことは限定的やった思うで。

やまとのバブル崩壊後3年間の経済成長率は1.9%/3年。(1991-94年の実質GDP)。オバマ大統領の3年間は2011年が1.0%/3年。数字だけ見れば明らかに劣るんや。但し、やまととちゃうんはさまざまな経済対策が早かったことでリーマンショックからの立ち直りがやまとに比べごっつう速いペースが期待できるかもしれしまへん。GMをみれば分かるでっしゃろ。もっかい世界一の自動車会社に返り咲きましたのや。航空業界もアメリカンの倒産で大再編が見込まれとりまんねん。

以上から経済に関してはオバマ大統領の手腕はちびっとののやけど、結果として経済は回復基調ちう「美味しい状態」が出来つつおます。国民はこれをどう判断するかにおます。

通信簿的にはオバマ大統領の経済手腕は及第点を差し上げられしまへん。せやけどダンさん、どなたはんがやっても同じことやった、ちう気もしてるんや。評論家は批評だけしていればお金になるちうワケやが冷静に見てこの3年はエライこっちゃった思うで。

以上からわてのオバマ大統領3年間の通信簿は高いポイントやおまへんがえげつない取りこぼしもへんかった点で合格点を差し上げまんねん。

確かブラックストーン副会長のバイロンウィーン氏の著名な2012年度版10大ビックリ予想では下院は民主の勝ち、となっとります。わてはある雑誌に今回の選挙はオバマ大統領の信任投票ちう記事を書いとります。わての周りから聞こえてくるんは当たる確率50%のバイロンウィーン氏の予想に分があるとなっとりますがさて如何に。

今日はこのぐらいにしておきまひょ。

ブログの応援もお願いできまっしゃろか?クリックをするとブログランクアップにつながるんや。


地域情報(北アメリカ) ブログランキングへ

ではまた明日。

ダボス参加コストは高いか?4

北米の特徴にコンフェレンスがやたらに多いことがあげられはります。○○学会とか××業界の会議と称して数日間に渡り大きいもんになると何千人もが北米や世界各地から集まり、高度な専門性をもった討議が進められはります。

スイス、ダボスでは世界最高水準の経営者や政治家が集まって大所高所の世界経済、政治、社会やらなんやらを討議する有名な国際会議、世界経済フォーラムが行われとりまんねん。わての秘書時代、ボスがダボス会議に行っておったんやが残念ながらわてがかばん持ちで参加するチャンスはあらへんかったんですわ。そやけど、恐ろしく費用が高いゆう記憶だけはおます。今では多分一人最低でも1000万円はかかるんとちゃうでっしゃろか?

ダボス会議に出席する意味がどれぐらいあるか、こら凡人には想像でけへんでっしゃろけど世界の頂点に立つヤカラと席を並べられはるプライドでっしゃろか?ウォレンバフェット氏とランチするんに2億円も払う人がおる時代やから1000万円単位は企業経営者にはたいした金額とちゃうのでっしゃろ。

ダボス会議は特例としたかて一般的なコンフェレンスでも数日間のもんやったら、参加費は最低でも10万円はかかるでっしゃろ。それにホテル宿泊代や交通費、更には飲食代もかかるんや。トータルしたら結構な出費や思うんやが、北米の人はホンマに良う参加しとりまんねん。やまともコンフェレンスは増えてきましたのやが、かかる費用のレベルがちゃう思うで。

一般的にはコンフェレンスのメリットは高い専門性を持った者同士が高いレベルでの討議、発表、講演を数日間に集中的に行うことに意味がおます。その上、三度の食事や仲間と親交を深めるんはまさに「社交」以外の何者でもおまへん。参加者は高い費用を払っとるちう自覚からか皆はん真剣にプログラムに参加し、吸収できるかぎりの知識を持って帰る、ちう感じがしまっせ。

やまと人はどないしたかて社交性に欠けまんねん。それに、10人ぐらいのラウンドテーブルでのランチやディナーではオノレから話題を振るゆうより相槌を打つほうとちゃうでっしゃろか? あの雰囲気が苦痛や、ちう人もごっつうおらはるかもしれしまへん。

その点、やまと人が好むのが独学。昔から書を読むことを一つの美徳としてきましたのや。正直、わても書を読むほうが楽でおます。それと時と場所を選ばへん点でよいか思うで。

欧米の人のライフスタイルは仕事と家庭をきっちり区別し、仕事が時間内にこなしきれなければ早朝出勤し、夕方の時間は家庭に奉仕する、ちうパタンがはっきり出とりまんねん。となったら専門的知識を習得するチャンスもちびっとのわけで上述のようなコンフェレンスで数日間「カンヅメ状態」で一年分の集中講義を受けてくる、とも取れはります。

どちらがよいんか、そう簡単に甲乙がつけられはるもんやおまへんが、大事なことはどないな形にせよ勉強をするゆう姿勢でおます。与えられはった仕事をこなし、給与を貰うだけでなく、オノレの専門性を更に深めるためにエキストラの努力なしに飛躍はないということや。まさに「学問は死ぬまで」でおます。

なんぼなんでも学ぶもんには幸が多い、ちうことやけは自信を持って申し上げられはります。
どうや、ちびっと勉強をしてみたくなったんやでっしゃろか?

ちうことで今日はこのぐらいにしておきまひょ。

ブログの応援もお願いできまんねんでっしゃろか?クリックをするとブログランクアップに繋がるんや。

地域情報(北アメリカ) ブログランキングへ

ではまた明日。

車掌は何故スポーツ紙を読んだか?4

わては時差の関係でバンクーバーの昼時間にやまとの早朝の民放ニュースを見とりますが金曜日はニュースネタがなかったんか余りにもしょーもないニュースに逆に反応したくなったんですわ。

コトはJR北海道管内。車掌が業務中にダルビッシュの記事が気になり、スポーツ新聞を読んだ、とそれだけや。ほんで、JR北海道では相変わらず続く社員意識の低迷に指導強化を図るとコメントしてるんや。問題はこれがなして早朝のニュースでいっちゃんに報道されのうてはいけへんんか、この民放の程度の低さにむしろ頭に来とります。

早朝ニュースちうんはやまとが夜から早朝にかけてやまとや世界で起きたさまざまな事柄を報道するんが普通や思うのや。もちろん、経済や政治ネタがお好きではおまへん、ちう方もようけおいでやすまんねん。せやけどダンさん、報道は事実をその重要度にあわせて視聴者に伝えることに意味がおます。その点でわてはプリプリしてるんや。

やけど、そやけどアンタ、放送局への不満をぶつけるのが今日のメインテーマやおまへん。わてがこのニュースを観ておもたことは別におます。そら、

新聞を読んだ⇒乗客にちくられはった⇒全国区で報道された⇒JRは平謝りし、従業員に再教育を徹底する⇒従業員はよりマニュアルに縛られ機械同然の仕事をする⇒仕事に創造性はなく画一的で革新もへんやろ⇒この会社は伸びへん

ちう流れでおます。やまとの企業はいまや開かれた情報化の中でみなの社員の行動は見られとる、やから、世間体よう振舞いまへんと企業イメージが損なわれるとする企業行動に対して一つのテーマを掲げたい思うで。

社員教育は縛るのがええんか、教育して判断力をつけさせるのがええんか

やまとは往々にしてマニュアルにて縛るんや。「そう書いてあんねんからそうやれ!」と上司に指示されはります。説明はなく質問にも答えてもらえしまへん。社員は縛るようにするわけや。何故でっしゃろ?指示するんが簡単やからや。いちいち説明して説得せえへんかてよいわけや。

北米の場合、わてが知る限り教育が主流となってきとりまんねん。ある意味、ようも飽きんとここまで社員教育をするゆうぐらい頻繁にトレーニングセッションがおます。そこやったら社員が社員として行う道徳観、社会観、企業倫理を踏まえてその企業の方針ややり方、ほんでその業務を遂行するための知恵を考えさせまんねん。

冒頭の乗務員を教育する場合、「マニュアルを覚えこませる」やのうて、仕事のありがたみをまず理解させ、オノレの仕事にプライドを持たせまんねん。真摯な態度で安全体制や企業の社会への貢献とは何ぞ、ちうことを徹底的に教え込むわけや。

わては北米型はワークする思うで。なんでやろかわいもよーしらんがと言うたらマニュアルはじぇったい穴(バグ)があり、また、他人に見られておらへん場合はマニュアルはたやら紙でしかいないことすらおます。

一方、考える力や倫理観をもって業務に打ち込めばニュースにあるんやうに車掌が乗務中に新聞を読む行為には至りにくいんとちゃうでっしゃろか?

きょうびいろいろな読み物をしてんと働く人々が必ずしも仕事に情熱を燃やしておらへん記述に出くわしまっせ。「期待した仕事とはちごた、やけど食べるために仕事をする」と。何故でっしゃろ?わては企業が従業員を機械化させてしもて、本来考えることの出来よる人間の頭脳を「使うな」と封印してんことに一つの原因がある気がしてるんや。

マニュアル作業は短期間で仕事を覚えさせるにはよいかもしれしまへんが、ホンマの意味での業務のクオリティは上がりにくいことに気がつく会社は出てくるんでしょうか。

今日はこのぐらいにしておきまひょか?

クリックをするとブログランクアップに繋がるんや。皆様の応援、よろしゅうお願いしまっせ。


地域情報(北アメリカ) ブログランキングへ

ではまた明日。

国会に期待したいこと4

第180通常国会の野田首相の施政方針演説の冒頭。

「『与野党が信頼関係の上に立ってよう話し合い、結論を出し、国政を動かしていくことこそ、国民に対する政治の責任であるとわては信じまんねん。』こら、4年前、当時の福田康夫首相がこの演壇から与野党に訴えかけられはった施政方針演説の一節や。」

演説上手の野田首相が初めての施政方針演説で与野党議員が注目する中、まずは与野党同士の組み方を述べたんや。わてが思う野田首相のこの出だしへのこだわりは

前向きに議論する国会であること
民主党が野党やったときの「何でも反対」ちう稚拙な態度への反省

とちゃうか思うで。民主党は与党としての運営がいかにややこしいもんか十分に認識しましたわ。ほんで駒不足からもはや、次の内閣改造はあらへん、ちう厳しい状況にまで追いやられとりまんねん。解散ちう空気も滲み出してるんや。ホンマに解散したければいつでもできるわけやからそれを匂わすゆうことはホンマに次があらへん、ちう意味と捉えなあかんでっしゃろ。

わてはこのブログでやまとの二大政党制についてホンマに意味があるんか、ちうことを問い続けとりまんねん。二大政党がワークするんは労働者が資本家に搾取される国において使用者側と労働者側の関係がベースになりやすいのや。欧米が搾取の歴史であることを考えれば当然でおます。

せやけどダンさん、やまとは「1億層中流」を築き上げた国なんやし、近年でこそ格差社会が大きく取り上げらえとりますが、アチラの水準から見ればやっぱりやまと人は皆、中流水準でおます。更にやまとでは資本家といわれる人は少なく、やまとの大会社の社長でも雇われ社長で年収はアチラの水準からしたらたかが知れとります。

ましてや「絆」ちう言葉に象徴されるようにやまと人はつよ結ばれており社長からアルバイトまで汗を流して仕事をする人種なんやこれがホンマに。

その社会においてやまとの政治家は中道左翼派や中道右翼派といった政策の相違よりもむしろお互いに背反する空気を作り出すことを政治家の使命やと勘違いをしてもうておりますわ。政党政治においてやまとを良うしたろおもていう気持ちよりどエライ昔に他の党に負けへんようにするっちうことを第一義としてるんや。自民党の谷垣総裁は解散こそみなちうポリシーのようやけど、そやけどアンタ、自民党内部からも当然の如く疑問の声が出とりまんねん。

やまとでも戦前、政党政治はおました。が、政党政治そのもんに対する不人気で国家をドライブできなくなり、結果として軍部がやまとの政治を掌握したちうワケや。その後、どうなりよったかはぬかすまでもおまへん。

野田首相の冒頭の演説はワイドショー辺りでは面白おかしく解説されたかもしれしまへんが、わては今国会がやまとの行方を大きく左翼右翼する感じがしとりまんねん。与野党ががっぷり四つに組んでやまとを明るくする前向きな議論をしていただきたい思うで。

今日はこのぐらいにしておきまひょか?

ブログの応援もお願いできまっしゃろか?

クリックをするとブログランクアップに繋がるんや。

地域情報(北アメリカ) ブログランキングへ
ではまた明日。

アメリカゼロ金利大幅長期化4

1月25日東部時間の12時半に米連邦準備理事会の定例会合の結果、アメリカのゼロ金利をなんぼなんでも2014年終盤まで延期すると発表しましたわ。

アメリカのゼロ金利政策は本日この時まで2013年中ごろまでちうよりどエライ昔のFRBのコメントをベースにしとりたさかいここに来て一気に1年半もそれを延ばしたゆうんはある意味、おったまげでおました。

発表を受けて金が暴騰、金鉱山関係の株式も僅か3時間半の間に10%程度上げた銘柄すらおました。金は金利がつかいないのやけど、インフレにつよ、アメリカが低金利やったらあるほど金は買われる習性がおます。

市場の期待はQE3やらなんやら何がしかの金融緩和政策が飛び出すんとちゃうか、と期待が高まっておったんやがとりあえずは低金利を長期化するゆうステートメントで今回はかわし、且つバーナンキ議長がQE3を否定せぇへんかったことで市場には一種の期待感を残す形となったんですわ。

さて、この状況をどう見るか、考えてみまひょ。

いっちゃんはじめに、FRBは基本的に民主党の政策はサポートする思うで。ご記憶にあるか思うんやが、大統領選の共和党候補の一人、ロンポール氏はFRB不要論を出すやらなんやら中央銀行の役割を軽視してん向きがおます。とするんやったらばオバマ大統領再選をねらう民主党と中央銀行の使命のベクトルは相対的に同じ向きでおます。

昨日のオバマ大統領の一般教書演説では「オールドエコノミー」やったらぬ「オールドスタイルエコノミー」復活を掲げとりまんねん。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は製造業のアメリカや。こら雇用を創出し、輸出を通じた貿易収支改善期待がかかるわけや。そのために中央銀行は何が出来よるかというたらまずは長期にわたる低金利のコミットであるわけや。

これにより製造業やらなんやらでは設備投資への中期的な意欲がわくことが想定されはります。

ではQE3があるとするやろ、ほしたらどないな形で行われるんでしょうか?わての想像やけど、そやけどアンタ、住宅ローンの買取やらなんやらアメリカのもう一つの頭痛の種、住宅、不動産の復活を後押しするプログラムになる気がしとりまんねん。これにより雇用と不動産、更にはアメリカの金融緩和によるドル安からの輸出ドライブで貿易収支改善ちう三拍子が揃うことになり、大統領選の年は景気が良うなる政策上の条件が整う手はんとなるちうワケや。

バーナンキ議長が期待されたQE3を躊躇したんは欧州の行方が混沌としてて今日現在でもその行方の判断を持ち得へんこと、もう一つはアメリカの各種経済指標が上向きになっとるもんの極めてスローなリカバーでありどこぞでカンフル剤を打ち込む必要があり、その切り札は取っておいた、ちう風に見えまんねん。

特に欧州がらみにおいてはここに来て先週辺りまではユーロが比較的落ち着いた状況になっとった中でアメリカが金融緩和するとユーロが相対的に買われることになりギリシャ問題が解決しておらへん今、そら市場に与えるインパクトが大きくなりすぎる、としたらどうでっしゃろか?

いづれにせよ、今日の連邦準備理事会の決定は悪うんと思とります。唯一申し上げるんやったら流動性の罠からは抜け出すのが相当エライになるやろな、ちうことでおます。

今日はやまとの政治トピをぶちこむつもりやったが、この話題を入れさせてもろたんですわ。政治の話は明日に廻させてもらいまっせ。

では今日はこの辺で。

ブログの応援もお願いできまんねんでっしゃろか?
クリックをするとブログランクアップに繋がるんや。

地域情報(北アメリカ) ブログランキングへ

ではまた明日。

やまとの電力はどないなるのやろうか?4

この数日、東京電力のニュースが目立っとりまんねん。東電がスマートメーターを東電管内の1700万世帯の住宅に導入するっちうことや火力発電を分離するといったトコロが連日トップニュースとして取り上げられとりまんねん。

電力事業には独占的ニュアンスが強かったことは事実や。実際には自由化されとりますが、その恩恵に預かっとるんは大口の企業やらなんやらに比較的限定されとった思うで。が、ここにきて太陽光発電による余った電力の買取やらなんやらを通じて電力の自由化が一般の人にも大きな関心ごとになってきましたのや。更には東京ガスやらなんやらが進めるコージェネレーションシステムと称する燃料電池も価格の問題をクリアしたら普及が一気に進みそうな状況になってきとりまんねん。

電力が独占状態で普遍的な体質を持ち続けとったもんの東京電力の実質公的管理を通じてやまと全体の電力を見直そうゆう動きが加速度的に進んでおるんや。電力がホンマの意味で自由化し、より安価で効率的にほんで各家庭において「電気が見える状態」になったらわてはやまとの電気事情は一変するっちうことになる気がしとりまんねん。

スマートメーターについては実はわての住んどるバンクーバーの家にも先日、地元の電力会社から数週間以内にスマートメーターを設置すやろ、ほしたらいう通知が来たんや。電気にしろガスにしろ金額やらなんやらでなんぼかかっとるかと瞬時に分かるようになるとどれが電気を食っとるんか調べるようになり節電の効果をあげやすなることは目に見えとります。

一方、企業は自前の発電設備を持つよう投資が一気に進んできとりまんねん。さまざまな記事を拝見してん限りでは大体50%ぐらいを自前、残りを電力会社から購入するパタンが増えてきとる感じがしまっせ。

となるとなんちうか、ようみなはんいわはるとこの独占状態やった大手電力会社の需要は分散化と節電、省エネ化で長期的に下がっていくことになるんですわ。しかもこの電力大改革は東京電力をモデルケースにして進めるもんのやまと全国の電力会社に直ちに影響が出てくるもんでおます。

一方、電力は国策として進める部分を残しておかな後々苦労するっちうことになる思うで。アメリカのように電力会社が3000社もあるんが正しい政策やとは思いまへん。もっとも効果的なんは電力源ごとの競合とちゃうか思うで。火力、水力、風力、太陽光、更には原子力も含めそれぞれの分野ごとに競合を行い、送電設備の共有化による競争のインバランスが生じへんようにするっちうことが重要か思うで。

各家庭における太陽光パネルや燃料電池による自前の推進も国策としてつよ推し進めることで化石資源に頼らへん先進国家を作り上げることは今のやまとやったら世論の後押しもありじぇったい成し遂げることが出来よる思うで。

東京電力管内の原子力発電設備は17基のうち16基が停止となるんですわ。国民の再稼動への抵抗はつよ、発電所あるとこ地の県知事が再稼動同意をするまでには相当の距離感がおます。長期的なやまとの安定的電力政策を考えた場合、分散型発電は確かに理にかいなうんとちゃうか思うで。

やまと人は昔から燃費のよい車を作るやらなんやら数字に表される燃料効率にどエライセンシティブであることを考えればやまと人の特性を利用した電力政策を早急に取り込むことが重要な課題となりそうやね。

今日はこのぐらいにしておきまひょ。

ブログの応援もお願いできまんねんでっしゃろか?

クリックをするとブログランクアップに繋がるんや。

地域情報(北アメリカ) ブログランキングへ
ではまた明日。
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード
Archives
記事検索
Recent Comments
  • ライブドアブログ