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2008年11月 : 外から見るやまと、見られはるやまと人

外から見るやまと、見られはるやまと人

バンクーバーのやまと人社長ヒロが仕事、生活を通じて感じた経済、経営、社会、やまと人観やらなんやらを綴っとりまんねん。

2008年11月

業績を伸ばす経営者とは?4

あちらウチからビジネスが厳しいゆう声が聞こえてきまんねん。全体が落ち込んどるので当然、オノレも引っ張られはるんは分かるんやが、一緒に落ちて言うたら資本力のあるトコだけが残り、他はみんなやられてしまいまんねん。とにかく、ここは歯を食いしばらのうてはいけへんのやけど、経営者はどないなスタンスでビジネスを推進したらよいんでしょうか?

スタイルやからいろいろある思うで。オノレにあったスタイルがいっちゃんええねん。そやけどアンタ、このトコ目に付くあるスタイルがおます。豪腕経営。

わいは豪腕かどうか分からしまへん。が、従業員やらなんやらには二つの事をぬかしておりますわ。

一つ。わいは金色とちゃうかもしれへんが、屏風なんやねんで。
二つ。わいはキミ達とは情が入る友達にはならへん。

屏風の話はこのブログで過去に2,3回触れたさかい覚えとる方もおらはるかもしれしまへんが、わいは中小企業の経営者として、会社を守り、従業員に給与を払っていかいなうてはいけへんのや。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は全責任があるんや。ケツの砦になる覚悟、精神的、肉体的、金銭的ずぅぇえええぇぇええんぶにおいて責任遂行の義務感を背負っとる点で給与所得者と根本的な違いなんやこれがホンマに。もちろん、給与所得者からは「わしかて責任感を持って仕事をしてん」と声があるかもしれしまへん。そのとおり。そやけど、経営者のレベルはその比ではおまへん。

起業したとしまひょ。あんさんは1000万円のお金を突っ込むわけや。ほんでようやっとお店が出来よった。さて、ここで仕入れをし、従業員を雇うわけや。仕入先と従業員には決まった日にお金を払うのや。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、従業員に期待してんはその金銭の対価の労働力、ちう事なんやこれがホンマに。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、経営者であるあんさんがドライバーなんやこれがホンマに。右翼に曲がるにも左翼に曲がるにもあんさんが決めのうてはいけへん。

やけど、そやけどアンタ、起業してすぐ、お金が儲かる経営者はどなたはんもいまへん。いや、一年後に黒字になっとる人やなんてほとんどおらへん。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、経営者は努力して、お金突っ込んで、頭がはげる思いをして、ほんでもあんさんの突っ込んや1000万円どころか、もっともっともっともっともっともっともっともっともっと突っ込まのうてはいけへんんかもしられへんのでおます。

事業をしてんと従業員からいろいろな意見が聞こえてきまんねん。従業員はタイヤなんやし、エンジンであるワケ。そこから運転手の経営者にちーとばかしスピードが出すぎてんねんでとか、オーバーヒートしそうですわ、とぬかす悲鳴が聞こえてくるちうわけや。それを車の性能と照らし合わせて長く、ほんではよ走るにはメンテをするんか、もっともっともっともっともっともっともっともっともっとスピードを上げるんか、経営者が判断するんや。

その判断がずぅぇえええぇぇええんぶ。やから、わいは従業員とは情が入る友達にはならへん。そやけど、コミュニケーションはきちんととるんや。その仕切りがややこしい。わいはオノレでそれなりの仕切りを作っとりまんねん。そうせな、情が入り、判断を誤るちうワケや。

管理者、ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、課長でも部長でも取締役も部下とは友達にはなってはいけへん。飲み屋で愚痴を言い合っても部下は友達とちゃうんや。この厳しさや。

なんちうか、ようみなはんいわはるとこの豪腕社長と称する経営者はようけおりますわ。例あげたろか、たとえばやなあファーストリテーリング(ユニクロ)の柳井社長、かれはカリスマそのもんですわや。前社長の玉井はんをきっ飛ばしてオノレが社長に戻ったそのエゴイズムが今のユニクロの絶好調さを維持させとるわけ。やけど、彼は後任社長が育たへんことでイライラしてんけどや。

同じ悩みがソフトバンクの孫社長。彼も後任探しを始めとるようやけど、彼の様な「非常識発想」が出来よるやまと人はおらん。

もうちびっと例を挙げまひょ。日経ビジネスの特集で「復活企業に学ぶ」ちうのがあったんやけど、そやけどアンタ、そこに出てくる会社の経営者は一様に厳しおます。その厳しさを代弁したんが大阪USJのグレン ガンペル社長。彼は破綻寸前のテーママークを高利益率会社に数年で復活させてたちうワケやが、彼のこの一言は経営者をぞくっとさせる一言や。

「民主主義では経営やなんてでけへん。社長にはそれだけの権限と責任があるんや。」

これから世の中がもっともっともっともっともっともっともっともっともっと厳しい状況になる可能性がおます。その中で中小企業の経営者が取り組まのうてはいけへんんはオノレにどこまで厳しくなれるかや。鬼にやったらのうてはいけへん。経営者は孤独なんやこれがホンマに。そやけどそれを乗り越えると天国があるんかもしれしまへんよ。

ちう事で今日はちーとばかし長くなってしもたんやが、どエライ大事な文句をお伝えしたつもりや。
いろいろご意見はある思うんやが、こら事実であるとぬかすことを真摯に受けてとめて欲しい思うで。

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ではまたちうわけや。

「金融危機に10の用心事項」、中国の話や。4

インターネットでおもろい記事の配信がおました。

中国のネットで話題になっとる「金融危機10の用心事項」

まずは紹介しまひょ。

1.現職を大事に。転職、起業はご法度。ついでに恋人とも別れるべからへん。
2.せやけどダンさん、転職先の候補をいくつかリストアップしておくこと。
3.給与アップを要求すべからへん。リストラ対象は給与の高いもんからかもしれへん。
4.ビジネスチャンスを広く友人に紹介すべし。彼らはあんさんの助けになるちうわけや。
5.貯蓄、国債購入、二通貨での預金がお勧め。株には手を出すべからへん。
6.実家への仕送り、経済援助は欠かさんと。
7.自家用車の購入は見送るべし。
8.金融危機は後半ほど厳しおます。今後に備え、自信過剰は控えよ。
9.離婚、出産、不倫は吉に転じへん。
10.金融危機の実感がなくとも節約を心がけよ。支出の30%カットが理想。

うわぁー。良う出来とる!
どなたはんが作ったかは知らしまへんが、実に良う考えられとる用心事項や。
それぞれの用心にうそはあらへんや。確かにその通り。

やからこそ、わいはこないな話題には用心をしのうてはいけんと思うのや。

中国はネット人口はまだまや。その中でネットをやる人がネットをやらへん人にささやく効果ちうんはずいぶんあるはずや。そのささやきがこれほどまでに保守的な内容であると中国の潮流に影響が出てまうんとちゃうかちう心配や。

仮に影響が出ぇへんとしたかてこの用心事項が話題になるゆうことは一般市民には経済的に相当の打撃が出とる証やろ思うで。特に8番、「金融危機は後半ほど苦しい」、うーん、含蓄がおますや。その通りなんやねんで。キャッシュフローがぼちぼち悪化していく、手元資金が枯渇していく、運転資金の調達が苦しくなり、資金繰りに奔走するちうわけや。こらまさしく、ビジネスの末期ガンや。このガンはホンマに苦しいのやよ。

困ったなぁちう用心は自家用車の購入は見送るべし。こらわいは贅沢を慎めちうこっちゃ思うで。特に車の買い替えの人は今乗っとるおる車が壊れて動かいなくなっとるわけとちゃうのでっしゃろからもう2−3年、我慢して乗りぃ、ちう戒めやね。そやけど、こらオノレでオノレの首を絞めるかもしれしまへんが。

余計なお世話やけどこの用心書き、アメリカでもやまとでも使える10か条とちゃうでっしゃろか?
皆はん、オノレに当てはめてみたらどうでっしゃろか?
わいは結構ぴったりきましたのや。(笑)

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ではまたちうわけや。

やまとの労働力について考えてみまひょ。4

少子高齢化や2007年問題に端を発して、労働力不足がこの数年、指摘されてきましたのや。ほんで、学生の超青田買いやらなんやらが横行しとった思ったらこの数ヶ月で見事に逆転してしもて、青田された学生は内定ヤメ、派遣社員を中心に労働力カットが日々ニュースとして取り上げられとりまんねん。

要するにやまとは労働力が足りとるんか、不足してんか良う分からへんのでおますが、この件に関してわいが十数年前、ここ、バンクーバーであるスピーチをしたときの言葉を思い出しましたわ。

そらバンクーバーの不動産についての話やったんやけど、そやけどアンタ、質疑の中でバンクーバーのオフィスビルの需要に関する質問があり、そのとき、わいは「今後、コンピューターやらなんやらの普及により、事務所に働く人、スペースは縮小する傾向にあるでっしゃろ。やから、この町に今後、オフィスビルがどんどん建つことはないと思いまんねん。」と答えたんや。(これに対し、ショーバイ不動産のリアルターはんからは反論がおましたが実際、十数年の間にバンクーバーでオフィスビルは3つぐらいしか建設されておらへんですわや。)

工場についても然り。特にやまとではロボットや機械を導入し労働力の不安定さを補っていく傾向がますますつよなるでっしゃろ。

そりゃさいです。景気がようなったら一部の産業だけでなくやまと全体がようなんねんさかいどの業界も人が欲しおます。やから、一斉に求人倍率が上がるちうワケや。逆に不景気になったら一斉に雇用カットやからみんな職を失うわけや。

となったら先日トピックスにさせてもろたやまとはアチラ移民を受けぶちこむかちう命題については否定的にやったらざるを得ないんでっしゃろ。

やまとは今後、更にオフィスの労働効率が進み、マーケティングの手法も変身し、生産現場の人材も急減する可能性が高い思うで。そないなるとやまとは必然的に労働力過大ちう運命をたどるんとちゃうかちう推論がたつんとちゃうでっしゃろか?

仮にそうやとしたら、やまとの労働市場で求人のあるトコと過不足バランスを取るような動きがあればええねんろうおもうで。わいがぱっ思うやまとでぜぇぇぇったい的に不足してん労働力市場は医療、介護と農業やろ思うで。どれも速戦的対応の業種やおまへんが深刻な状態であることは間違えへんのや。

特に農業については米以外は自給率がごっつうも低すぎまんねん。畑、麦、酪農やらなんやらを推進すべき方策を採なあかんでっしゃろ。前からぬかしておるようにやまとの農業は企業化すべきなんやこれがホンマに。農業従事者がサラリーマンであってもええわけ。企業化するっちうことで雇用確保へと動きが出るはずや。

医療や介護も結局3K的な仕事現場が不人気やからしょうわ。3kにならへんための工夫を考えてみたらどうでっしゃろか?建設会社は3kちうことで不人気やけど、そやけどアンタ、結局やまと最大の労働人口を持つ業種であることには変わりおまへん。なんでやろかわいもよーしらんがって?手っ取りはよ稼げるさかい。医療や介護を稼ぐトコちう目で見て欲しくはあらへんのやけど、厳しい労働環境やったらそれなりの賃金をもらえる様、対応すべきやろ思うで。

カナダでも建設会社ちうんは不人気業種やけど、そやけどアンタ、とにかく賃金が高いちうわけや。時給3千円も4千円も取るちうワケや。やから、就労者は減りまへん。

今日は労働分配ちうことを考えてんだんや。
労働市場に関してはもっともっと考えのうてはいけへん分野もおます。そやけどアンタ、この数ヶ月やっかり変わった労働市場についてわいの考えを書かせていただきましたのや。
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では。



再考かいな?やまとの移民受け入れ案は。4

わいはよりどエライ昔、このブログやらなんやらを通じてやまとの経済活性化、少子高齢化対策及びやまとの国際化のためには移民の受け入れを考慮すべきとちゃうかと書かせていただきましたのや。

移民受け入れにはいろいろ意見があり、基本的には反対派が多いようや。わいの感じる限りでは推進派は主に経済界、反対派は学者、識者及び一般市民ちうトコロでしょうか。一般市民が反対やったらば政治家も反対でっしゃろから移民受け入れの環境が整うまでは遠い道のりちう感じがしまっせ。

そないな折、インドではテロが発生し、タイでは内乱が続いとりまんねん。お隣中国はチベットやらなんやら民族問題を引き続き抱えておりやまとでは起こりにくい動乱や混乱が異国では頻繁に起きとるちう事態を目の前にすると移民受け入れの是非をとったとき、マイナスの要素のほうがはるかに多いと言わざるを得まへん。

わいは同じ多民族国家でもアメリカやカナダをみとったんやので対応は可能思っとったんやが、移民による新しいイデオロギーをもつアメリカ、人種のモザイクに守られながら平和で安定した国家ちう求心力を持つカナダと比べるとやまとの移民受け入れ発想は根本的に相違があり過ぎるようや。

ほんならばやまとは今後どないな道のりを歩んでいったらよいんでしょうか?
一つは世界の中におけるやまとの地位は相対的にスリップしていくゆうことをまず認識しのうてはいけまへん。あと10年でやまとはGDP世界第2位の地位から4位に下がると見られとりまんねん。やまとより上に来よるんは中国とインドや。

今から60−70年前、世界のリーディングカントリーは10もへんかった時代にやまとが入っとったこともあり世界のリーダーの一角にやまとが存在しえたわけやけど、そやけどアンタ、世界を制覇したスペイン、ポルトガル、オランダ、イギリスは徐々にそのポジションをスリップさせてきましたのや。やまとも普通やったらいづれスリップし、中国、インドやらなんやらにバトンタッチするゆうのが一般的な見方やからしょうわ。

では、やまとが没落せん方法はあるんでっしゃろか?こら、一人当たりGDPを世界最高水準に高める方策に転換するんが一つの目標設定とちゃうでっしゃろか?

2007年の一人当たりGDPはやまとは34254ドルで23位。ルクセンブルグが約10万ドルでトップ、主要国はやまとより何処も上やね。これをせめて5万ドル(世界8位前後)までもってくる政策を取ってもらいたいやね。

この順位を上げるにはまずは円の価値が相対的に上がることでぽんと順位は跳ね上がるでっしゃろ。せやけど、円高になると相反して貿易が減少するゆう問題が生じまんねん。ほんで前から提言してんようにやまとは知恵を売る国になって欲しい思うのや。

イギリスはその点、あんじょうやっとる思うで。ビジネスノウハウを収益に結びつけるのが上手や。やまとはせっかくええ技術を次から次へと生み出したかて企業、及び、個人を通じた頭脳流出(Brain Drain)により国家としての損失が大きくなっとりまんねん。これをとどめ、ビジネスに転換する方策を見つけ出すことが今後のやまと人がより豊かになる方法や思っとりまんねん。

こないな枠組みは国が政策的に基本姿勢や法制化を通じて行なう必要があんねんけど、やまとのあるべき姿、向かう方向は首相が変わる度に変更されとりまんねん。自民党がずっと抑えとるにもかかわらずや。変な国ですわや。

こないなるとまずは政治家がもっともっともっともっともっともっともっともっともっとグローバルな観点でモノを見られはるような教養と道徳観を身につけることからこの世におぎゃあいうて生まれてはじめてもらわなならへんようやね。

と、今日は話が展開しすぎたかもしれしまへん。かんにんしてや。
そやけど、今日の社会はホンマに外から見とるとうっとうしいのや。どうにかできるのやったら微力ながらもお手伝いしたいぐらいや。ハイ。
今日のブログ、いかがやったでっしゃろか?
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では。

カスタマーハピネス4

11月3日号の日経ビジネスに慶応大学の村田昭治名誉教授がはっとさせることを書いとったんやのでこれをベースに今日は話を展開してみまひょ。

教授の指摘はきょうびは商品がコモディティー化しただけでなく、ほんで働く店員も事務的で人間のコモディティー化を生んどるんとちゃうかちう指摘やった。

平易に書き直しまひょ。

いっちゃんはじめに、やまとのショーバイは商店街やらなんやらの個人商店からぼちぼち大資本がチェーン店ちう形で多店舗展開をしましたわ。その次に大規模小売店舗、ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、デパートをはじめ、ショッピングモールやらなんやらがあちこちに出来よったわけや。

次にそれらの店では商品の標準化が行なわれたといっぺんにマニュアルによる社員や店員の均一的サービスの提供に傾注していきましたのや。こらまさしくアメリカ的経営がバックにあるわけでやまとの風土にすばやく呼応し、加速度的に取り入れられはったわけや。

教授はこの点について行き過ぎた標準化の結果、店員の「おいでやす」ちう声が事務的であり愛があらへん、と意見してるんや。

わいはようやっとわいと同じ考えを持つ人の記事に出会えたさかい思わんとやりとしてしもてたんや。

このブログでは結構昔に商店街の復活とか、シャッター街の活性化について書かせてもろたことがおます。たまにしかやまとにおらへんのでショッピングやレストランに行くとごっつよう分かることがおます。そら、表向きは気持ちよい言葉なんやけど、何にも心に残らへん店員の対応なんやこれがホンマに。

例あげたろか、たとえばやなあ、わいはこの1年間でやまとでなんちうか、ようみなはんいわはるとこのチェーンレストランには数回だけしか行ってへんねん。その数回はオノレの意思やのうて結果としてそこに行っただけや。なんでやろかわいもよーしらんがちうとチェーンレストランの店員はアホ丁寧やけど、機械のようにしゃべられはるあの口調が耳障りになってきたちうワケや。毛唐のセリフでぬかすと、No Tasteちうことやろか。

平日の昼間にデパートの紳士服売り場を歩いてみておくんなはれ。通路を歩くだけでそれぞれの売り場から「おいでやす」と声がかかるんや。やけど、それにはほとんど気持ちがこもっていのうて、人が通る=「おいでやすをぬかす」ちう機械的反応なんやこれがホンマに。

村田教授はこれをエライ心配しておいでやすまんねん。ほんで教授はこれからのショーバイは「顧客満足=カスタマーサティスファクション」だけでは不足で「顧客幸福=カスタマーハピネス」を追求すべきやと指摘されとりまんねん。

この前やまとに行ったとき、元同僚と新宿の居酒屋に行ったんや。場当たり的に入った店の席に通されると店長らしき方が早速飲み物と食事の注文を取ったんやけど、そやけどアンタ、三品ほど注文したトコロで「お客様、当店初めてやね。うちのお店は量が多いのでお二人やったらこのくらいかあと一品ぐらいで十分や思いまんねん。ようけ取ってもらうとお店としてはうれしいのやけど、残されるともったおらへんやからや。」とぬかしてもろたのや。実際、どの料理も大皿料理のようなボリュームで二人で唖然としてしもたのやけど、わいはあの店長らしき方の素晴らしい対応に二重丸をあげたい思うで。

お店の料理もおいしいし、雰囲気もええちう点では「カスタマーサティスファクション」についてはもちろん問題ありまへんのやが、この店長はん(?)のお客に対するサービスがまさしく村田教授のいうカスタマーハピネスとちゃうでっしゃろか?

では、こないなカスタマーハピネスをどないして育んやらええんでしょうか?いろいろなステップがある思うんやが、わいやったらいっちゃんはじめに、店員、スタッフに商品を十分に理解させお客の立場に立った態度を取らせることが大事なんやろう思うで。やから、社員教育でもマニュアルを丸暗記させるのやなく7割か8割のマニュアルと2−3割、思考させる社員教育を取りぶちこむスタイルが今後、やまとで展開する余地は大いにある思うで。

その点、商店街の商店はそれぞれの店に特徴がおました。ほんで店主が一生懸命ショーバイをしてるんや。まさしく、村田教授のいう「ショーバイへの愛」がようけやった。残念ながらそないなスタイルが廃れてしもたのやけど、リバイバルさせてみようゆう機運がじぇったいやってくる日が来よるんとちゃうでっしゃろか?

逆に消費者の立場としたかて何がホンマのサービスなんか、もういっぺん周りを見渡してみてもおもろい思うで。

いかがやったか、今日のブログ。
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ではまたちうわけや。

ちーとばかし気が早いようやけど、そやけどアンタ、来年の抱負のプランニングを始めたんや。4

一年の計は元旦にあり、ちうことでなんちうか、ようみなはんいわはるとこの「今年の抱負」ゆうものを正月過ぎになると良う話題にしますやろ。

この抱負、実はわいは毎年この時期からそのプランニングに入るちうワケや。なんや、早すぎるって?いやいや、一年分の抱負ですわ。そないなことは一晩で思いつくもんやおまへん。それとタバコをやめるとか、5キロ痩せるゆう類のもんだけでのうてわいの場合にはビジネスプランから人生設計まで含めた広範囲にわたるもんを考えとるのや。

わいの抱負作りはいっちゃんはじめに、今年の成果の見直しから入るんや。
抱負は目的と目標がきちんと設定されとりまんねん。目的によっては何年もかかるもんもおますのでその5年計画とか3年計画の中で来年度はどないな目標にするんかちうのを決めていくのやけど、今年の進捗が計画通りやったかどうかちうのが一つの決め手になるんですわ。

例あげたろか、たとえばやなあ仕事については事業ごとに新年の事業の方向性とそれに見合う新年の売上目標、利益目標がきっちり計算されとりまんねん。大体残り一ヶ月になりよったこの時期になると今期の事業売り上げ、利益目標が達成できるかどうかはよほどのことがあらへん限り想像がつきまんねん。これを今年の年初に設定した抱負と比べながら来年は更に10%アップとか、費用をこないな風に削るゆう考察をしまっせ。

その際、例あげたろか、たとえばやなあ費用の削減でも闇雲に5%とか10%ちう数字を提示するんやのうてこれとこれを改善して費用を減らすといった具体案をほんで打ち出してまうのや。

実はわいの一年はここで計画された具体案に基づいて一年をつっ走るゆう楽な人生を送っとりまんねん。言い換えると一年の途中での大幅変更はよほどのことがあらへん限りまへん。やから、予定より繰り上げて作業をすると年の後半は楽になるちうワケや。

では、楽になりよったから更に予定をぶちこむかちうとそらせん。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、オノレへのご褒美で年の後半はスピードダウンをしながらちびっとゆっくりするゆうスタイルや。一方、逆に予定より遅れが生じるとその逆で年末まであわてのうてはいけへんことになるんやけど。

またプライベート、人生設計も大体このプランどおり。何回やまとに行って何をするとか、今度のマラソン大会では何分で走るとか、その為にどないなトレーニングをするとか、ぜええんぶひとつのこらず組み込んでしまいまんねん。

一見、がちがちでしょーもない人生思われるちうワケやが、別にこれにずぅぇえええぇぇええんぶの命をかけとるわけやのうて、これを柱に毎年、悔いのあらへん時を過ごしたい思っとるだけや。未達やったら未達でやむを得まへん。ぜええんぶひとつのこらずがぜええんぶひとつのこらず、予定通りいったらわいはロボットより有能になるんですわ。大体、達成率は7割。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、10のうち3つはでけへんのや。やけど、柱があるちうの楽なんやねんで。オノレの進むべきガイドラインやからや。

まずはオノレの一年を反省してみまんねん。ほんで、改善したい思う分野をどんどん箇条書きにしていきまんねん。これを分野ごと、例あげたろか、たとえばやなあ、仕事、プライベート、世の中の動きの予想やらなんやらの項目別にどんどん書いていくのや。

わいの場合、設定項目は公私あわせて大体20ぐらいちうわけや。これを一年の反省日記と抱負として大体、5−6ページの文章にしてしもてまんねん。A型人間といわれそうやけど、そやけどアンタ、わいは人生後半戦に突入してんねんさかいこそ、今をきちんと歩んで生きたい思うのや。そやけどわいはこれを若い方に実践したかてらうとその凄みがきっと分かるときが来よる思うで。

時間はたっぷりおます。これからひと月かけてゆっくりと一年の反省と来年の抱負をあんさんの日記に書き記してみておくんなはれ。きっと見えへんもんが見えてきまんねん。

ためになりよった思う方、是非ともクリックしておくんなはれや。
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ではまたちうわけや。

北米もいよいよ、デフレの時代に?4

あちらウチの記事で北米のデフレへの可能性が指摘されとりまんねん。

まぁ、一般消費者にとって物価が下がるんやからええんとちゃうかとええまっけど、あんさんの給料はもっともっともっともっともっともっともっともっともっと下がり、生活水準自体が下がんねんさかいええわけはあらへんのや。

例あげたろか、たとえばやなあ、あんさんが月に3回飲みに行っとったとしたらそれが2回になるかもしれへんし、買い物もコスコやらなんやらでまとめ買いになるかもしれしまへん。

実際のトコ、ウォールマートやコスコは業績が安定しててウォールマートの時価総額は世界でも有数の会社となってきましたのや。

このデフレ、ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、物価が下がっていく状態は、やまとではバブル崩壊後に経験しとったんやが、なかいなかこれから脱出でけへん状態が続いとったんや。これを経済学ではデフレスパイラルとええまんねん。やまとでは昨年辺りから諸異国からの輸入物価が上昇したことでインフレ圧力が生じて形の上ではデフレ脱却ちうことになったんですわ。

せやけどダンさん、この脱却の仕方は輸入インフレやからあんまり「良し」とされておらへんもんやけど。

さて、北米が本格的にデフレになると購買力が低下するさかいに高級品の売れ行きがドンと落ちまんねん。アメリカやカナダの物価は正直、やまとの購買力平価でみると高めやったし、アメリカ人の消費マインドの高さは昨今に始まったわけとちゃうでアメリカが始めて経験するやろうデフレに対する恐怖心ちうんはわいは人並み以上におます。

例あげたろか、たとえばやなあ、消費者はモノを選別するようになるんですわ。選別の際、値段と共に性能を比較し、価値のあるもんを見定めようとしまっせ。せやけどダンさん、これがやまとにはプラスになる可能性がおます。

なんでやったら、やまとの商品の物価は諸異国(特に中国やらなんやら)のそれに比べ2−3割高いのやろう思うんやが、それ以上の価値と品質がおます。製品購入の満足度も高いちうわけや。例あげたろか、たとえばやなあ、自動車やらなんやらはやまと車が市場を制覇するチャンスすらある思っとりますのでわいはやまとの自動車業界は表向きとは裏腹に虎視眈々とその日に向けた準備をしてんもん思うで。

一方、デフレ経験の長いやまとにおいてもここまで物価が下がるんかとおったまげるのがコインロッカーとパチンコ。やまとの皆はんも気がつかいない人がおる思うんやが、コインロッカーの値段は下がったんやよや。(もしかしてずいぶん前?)

でも何よりパチンコ屋の値下がりはどエライこっちゃ。わいは25年前にパチンコをちびっとしたっきりやから「通」やおまへんが、玉が今、1円からなんやこれがホンマにや。昔は4円やったんですわ。これやと稼ぎも小さいけど、長く遊べるゆうわけ。

やまとでもうちびっと下げなあかんのや思うのがタク代と教育費やろか。わいの友達が嘆いとったんや。どないにデフレになろうとも、塾代は下がらへんのですわって。

確かにわいもやまとにおったとき、塾のパンフレットやチラシやらなんやらをチラッと見たんやが、あら暴利やね。わいが仮に毛唐のセリフ学校をやったらその半額でやるんや。(笑)

タクは多すぎまんねん。ちうより、乗る人が少なくなりよったのやろう思うで。この前も土曜日の夜の六本木、午前1時にタクは街にあふれるほどの空車やった。やったらちびっと台数を減らすべきですわや。そやけど、ホンマは値段を下げて皆はんに終電を気にせんと遊んでもらうほうが経済効果は高いのやけどや。

デフレ先進国のやまとはこれから突入する北米のデフレに対しさまざまな戦略を取ることが出来よる思うで。「アメリカよ、あんたもか」ちうのやなく、「よっしゃ、ここは一つ、やまとの出番だな」ちう意気込みでいきたいですわや。

やまとの皆はんで身の回りでこら値段が下がったなぁとかこらもっともっともっともっともっともっともっともっともっと下がなあかんゆうものがあればぜひともコメントおくんなはれや。
では、三連休、ケツの日を楽しんでおくんなはれ。
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では。
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